(2015/5/15) 働きながら「自分らしさ」とどう折り合いをつけていけばいいのか? という問いをめぐる物語 「コスメ厨が高じて前職BAしておりました」と語る六多いくみが、自身のBA(ビューティーアドバイザー)体験を活かしつつ描く『リメイク』(マッグガーデン)。本作の舞台はデパートの化粧品売り場ですから、当然「美しさ」をめぐる物語でもあるのですが、働きながら「自分らしさ」とどう折り合いをつけていけばいいのか? という問いをめぐる物語でもあります。 主人公の「かのこ」は、はじめ「OA事務員」として働いています。OA事務員に「ただのOL」というルビがふられていることからも分かるように、いわゆるバリキャリではありません。出世欲はなく、淡々と働き、でも言われたことはきちんとこなすので、契約更新はすんなり、というタイプ。低め安定のOLライフを送っています。プライベートも仕事と似たり寄ったり。はげた
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