金曜日、FM-FUJIに出るために山梨に行った。そこで泊まったのが健康ランド的な風呂があるホテル。泡が出る風呂に入っていて思い出したのだが、子どものころ、これが家にあった。 ただし父の自作である。 浄化槽をかき混ぜるためのポンプの先に塩ビパイプをつなぎ、パイプにはドリルで小さな穴が開けてある。そのパイプを風呂に沈めると泡風呂になるのだ。 浄化槽とはうんこをかき混ぜるための装置である。そのポンプだ。 ポンプから出る空気は冷たく、風呂のなかで感じた泡の冷たさで25年前の記憶が蘇った。失われた時を求めて、みたいだ。 そのほかにも洗濯機にキャスタをつけて走らせたり、自転車にタッパーつけたりと父の工夫は家を確実に奇妙にしていた。いまでも探偵ナイトスクープでパラダイス系の家が紹介されるとその家族の苦笑いを想像してしまう。 調べたら12年前にこのこと書いてたけど、イラストもなくなっていたのでまた書いた。