みなさん、復習のタイミングはつかめているでしょうか。「勉強では復習が大事」という話はよく聞くけれど、具体的にいつどうやればいいかわからない。そんなことはありませんか? 実は、脳科学を利用した最適な復習方法があるのです。効率的かつ効果的な記憶術をお伝えしましょう。 復習を繰り返すと、覚え直すのにかかる時間は短くなる ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが発見した、人の記憶力に関する曲線「エビングハウスの忘却曲線」を知っていますか? エビングハウスは、自ら無意味な3文字の羅列(子音・母音・子音から成る無意味な文字列。rit, pek, tas……など)を覚え、それを思い出せるかどうかを調べる実験を行いました。そして、2回目以降に覚え直す際、最初に覚えた時と比べて、完全に覚えるのにかかる時間をどれだけ節約することができたかを示す割合である「節約率」というものを導き出しました。それが以下の通り