個人が際立っているお店が人気化する 宮本順一氏(以下、宮本):ちなみにBASEもそうなんですけれど、いかにも企業として顔が見えにくい状態で物を売っているショップよりも、ご兄弟で煎餅を売っているとか、職人さんとか農家さんとかアクセサリー作家さんみたいな、個人が際立っている方が、人気になる傾向は感じます。 松井祐輔氏(以下、松井):そうですね。僕はいろんな立場があって、ちょっと答えづらいかもしれないんですけれど。自分の家で卸売の仕事もしていて。要は出版さんから本を預かって、僕が仲介になりながら本屋さんに卸す、本を売るという仕事です。取り次ぎという業態はすごい大手が2、3社あって、そこを通すのが普通なんですけど。 要は、そこが扱わないような本を細かく丁寧にやる感じですかね。本を預かるときも全部1点ずつ、原価いくらで、こういう定価で、「こういうふうにしたいんだったらこういう売り方がいいんじゃないの
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