カード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」に準拠する動きが北米に続いて、欧州や中国でも拡大しているという。国内では2011~12年に本格化するとの見通しだ。 ネットワンシステム子会社のビジネスアシュアランスは1月24日、カード業界のセキュリティ基準「PCI DSS」の最新動向に関する記者説明会を開催した。国内の推進団体「PCI SSC PO Japan連絡会」の会長を務める山崎文明氏が海外と国内の状況を説明した。 PCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)は、クレジットカードやデビットカードなどの情報を取り扱う事業者(カード発行会社や加盟店など)を対象としたセキュリティ基準。2010年10月に最新のVersion2.0が公表され、今年1月に有効化された。米国では2006年ごろから準拠する企業が増加している。 山崎氏は、20
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