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短編小説に関するyu_dotnet2004のブックマーク (7)

  • ショート・ストーリーズ|短編集|410 characters stories|戸画美角

    作品は #ショートショートnote杯 で投稿した10作品を編纂し、1つの小説作品としてまとめたものです。おや、まだ寝てなかったのかい? まぁ今日はいろんな事があったしね。感情が高ぶっていつもの時間には眠くならないのかもしれないね。 ん、そんなをどこから探してきたんだい? え、眠れないから読んで欲しいって? やれやれ、今日はめずらしく甘えん坊さんだね……構わないよ。君が読んで面白い話かどうかは分からないけど、眠りにつくにはちょうどよいかもしれないね。 さぁ、始めるよ。 ◆ そう、これはすごい特技を持っていながらも、あくまでピアノの裏方に徹していた男の話しさ。 え、自分だったら自慢しちゃうって? ふふ、そうかもしれないね。 でも、人に真似できないようなすごい特技を持っていながら、自信が持てずに人前で披露できないって人はたくさんいるんだよ。自分を信じるってのは案外に難しいことなんだ。 さぁ、

    ショート・ストーリーズ|短編集|410 characters stories|戸画美角
    yu_dotnet2004
    yu_dotnet2004 2021/11/05
    ショートショートnote杯に投稿した10作品を編纂して1つの小説にまとめたものです。
  • 露出にいたる病|短編小説|5,679字|戸画美角

    性的あるいは暴力的な描写は一切ありません。 また作品はフィクションであり実在の人物とは関係ありません。 先客 それは雲ひとつない満月の夜のことだった。 工藤春美くどうはるみは、その月と街灯が照らす明るい夜道を歩いていた。 足には青いジーンズ、上半身にはTシャツの上にゆったりとした厚手の黒カーディガンを羽織り、美容院で整えたばかりのセミロングの茶髪を揺らしていた。まだ10月の初旬であるにもかかわらず冷たく感じる夜風は完全に秋を感じさせるもので、春美はもう少し暖かい格好をしてくればよかったと少しだけ後悔した。 一般論で言うならこんな世の中に女一人で出歩くのは危険かもしれないが、幸いなことにこのあたりは多くの街灯が設置されており街の治安もいいことで有名だ。少ない数とはいえ防犯カメラも設置されていることもあり、このあたりでいかがわしい犯罪があったという噂は聞いたことがない。もちろん過信は禁物だが

    露出にいたる病|短編小説|5,679字|戸画美角
    yu_dotnet2004
    yu_dotnet2004 2021/10/29
    書きました。
  • 1. 遭遇|露出にいたる病|短編小説|戸画美角

    * 性的あるいは暴力的な描写は一切ありません。 また作品はフィクションであり実在の人物とは関係ありません。 それは雲ひとつない満月の夜のことだった。 工藤春美くどうはるみは、その月と街灯が照らす明るい夜道を歩いていた。 足には青いジーンズ、上半身にはTシャツの上にゆったりとした厚手の黒カーディガンを羽織り、美容院で整えたばかりのセミロングの茶髪を揺らしていた。まだ10月の初旬であるにもかかわらず冷たく感じる夜風は完全に秋を感じさせるもので、春美はもう少し暖かい格好をしてくればよかったと少しだけ後悔した。 一般論で言うならこんな世の中に女一人で出歩くのは危険かもしれないが、幸いなことにこのあたりは多くの街灯が設置されており街の治安もいいことで有名だ。少ない数とはいえ防犯カメラも設置されていることもあり、このあたりでいかがわしい犯罪があったという噂は聞いたことがない。もちろん過信は禁物だが。

    1. 遭遇|露出にいたる病|短編小説|戸画美角
    yu_dotnet2004
    yu_dotnet2004 2021/10/26
    連載を開始しました。
  • 天国旅行|短編小説【全5話】|戸画美角

    その日、木村きむらは天国にたどり着いた。 といっても、木村は死んだわけではない。観光で天国へやってきたのだった。 * 限定的ではありつつも民間人の宇宙旅行が始まり、世界中を旅し尽くした旅行者が次に訪れるのは宇宙になるだろうと誰もが考えていた。それが月なのか火星なのか、はたまた地球の衛星軌道を1周するだけなのかはともかく、宇宙旅行の時代がやってくると思われていた。 そんな矢先、なんと天国に行く方法が発明されてしまったのだ。 生命が死後がどうなるかについては、人類において永遠の謎とされてきた。一般的には死後は意識がなくなった状態になると思われていたが、輪廻転生するという考え方や、善い行いを続けていれば天国、悪い行いを続けていれば地獄に行く、といった多くの説が唱えられていた。しかし、いずれにせよそれを確かめる術は永遠に訪れない、人々の間ではそう考えられていた。 * その常識を覆したのが、英国の研

    天国旅行|短編小説【全5話】|戸画美角
    yu_dotnet2004
    yu_dotnet2004 2021/10/24
    noteでも連載を始めました。(全5話)
  • 天国への観光旅行 - 短編:天国旅行(戸画美角) - カクヨム

    その日、木村(きむら)は天国にたどり着いた。 といっても、木村は死んだわけではない。観光で天国へやってきたのだった。 * 限定的ではありつつも民間人の宇宙旅行が始まり、世界中を旅し尽くした旅行者が次に訪れるのは宇宙になるだろうと誰もが考えていた。それが月なのか火星なのか、はたまた地球の衛星軌道を1周するだけなのかはともかく、宇宙旅行の時代がやってくると思われていた。 そんな矢先、なんと天国に行く方法が発明されてしまったのだ。 生命が死後がどうなるかについては、人類はおいて永遠の謎とされてきた。一般的には死後は意識がなくなった状態になると思われていたが、輪廻転生するという考え方や、善い行いを続けていれば天国、悪い行いを続けていれば地獄に行く、といった多くの説が唱えられていた。しかし、いずれにせよそれを確かめる術は永遠に訪れない、人々の間ではそう考えられていた。 その常識を覆したのが、英国の研

    天国への観光旅行 - 短編:天国旅行(戸画美角) - カクヨム
    yu_dotnet2004
    yu_dotnet2004 2021/10/23
    連載を開始しました。(全5話)
  • 故郷の味(戸画美角) - カクヨム

    主人公は”ふるさと納税”の返礼として届いた郷土料理べ― 星新一リスペクトの3分で読めるハートフルなショートショートです。 読み進めていくと普通の話に見えますが、最後にはちゃんと仕掛けが用意されています。

    故郷の味(戸画美角) - カクヨム
  • 叙述トリック - アリスとボブ(戸画美角) - カクヨム

    「ボブ、このニュースを見たかい」 スマホを見ながらアリスが話しかけてきた。 「いや、このニュースってどのニュースだよ」 ボブはアリスのスマホを覗きこんだ。 「なになに、叙述トリックが詐欺として訴訟?」 「そうなんだ」 「そうなんだ。と言われても……なにこれフェイクニュース?」 「いや、どうやら実際に起こったことらしいんだ」 叙述トリックとは、主にミステリ小説で使われる技法の1つだ。 例えば、”ボブの腹部にはナイフが刺さっていた”なんて文章がミステリ小説で出てきたら誰でも殺人事件が起こったものだと思いこむけれど、”ボブ”が人間であるなんて書かれてないから飼い犬だっていいし、腹部にナイフが刺せる構造のロボットだって通じるわけだ。こうやって人間の想像力を逆手に取って、真実を文章の中に巧みに隠して、いわば”読者を騙す”テクニックのことを叙述トリックと呼ぶ。 「いやでも、叙述トリックは騙されるから面

    叙述トリック - アリスとボブ(戸画美角) - カクヨム
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