ブックマーク / nix-in-desertis.blog.jp (9)

  • nix in desertis:Kanon問題の追記:訂正と反論

    先に、反論を受けて自説に訂正を加えたい。 まず、何か誤解されているようで、これは一重に私が回りくどく書きすぎたせいだと思うのだが、別に私は遡及説を否定しているわけではない。「「みんな助かる」のはもちろんKanonとは別の物語ですが、「誰かが犠牲になる」のもまたKanonとは異なる別の物語です。」というのならば、それは合意できる。そもそも私は前回「2003〜05年に流行した時点でさえ「どちらとも解釈できるから後は好みの問題」という結論が出てしまっており」と冒頭の段落で書いているのだが…… 微妙にツイッターでつぶやいてしまったが、今回の私の動機は、最初に八柾さんのブログでKanon問題なるものを知ったのが発端であった。それまではさっぱり知らなかったし、興味も無かったのである。しかし、八柾さんと短い討論をしているうちに興味がわいた。折りしも世間で微妙に話題になったのは、タイミングが偶然重なっただ

  • nix in desertis:Kanon問題で決定論(過去確定的共有説)を主張する

    ポータル記事として(後日設置)。 Kanon問題の追記:訂正と反論 Kanon問題追記の追記:というか締め Kanon問題を締めた後に続いたもの。 以下が最初に行った問題提起の文章である。だが,その後の議論の展開から言って,それほど重要ではない。 ようやく自分の中で覚えていた違和感が何かはっきりしたのが一筆だけ書いておく。めんどくさいので、以下は読者がKanon問題が何かを知っているという前提で書く。 この問題の根的な原因は、Kanonの文があいまいにぼかしているために、過去遡及的生成でも、決定論でもどちらでも読めてしまうという点にある。それゆえに、2003〜05年に流行した時点でさえ「どちらとも解釈できるから後は好みの問題」という結論が出てしまっており、当時を知らない連中によって、ここ最近ぶり返してきている。私も、「当時を知らない連中の一人である。当時はそこまでエロゲ論壇は読んでいな

  • nix in desertis:『しろくまベルスターズ』元ネタ集(1) 基礎用語編

    久々にPULLTOPタグに投稿することになったようだ。 読む前の注意事項。 ・他抜けの可能性有。指摘は臆せず大歓迎。 ・というかレゲーさっぱりわかりません。 ・基的に編にかかわらない小ネタが多いけど、ネタバレしても泣かない。 ・(1)に関しては、『しろくま』独特の言葉遣いを解説する設定説明も載せてみた。ネタバレに感じたら読み飛ばすこと。 (2)はこちら。 ・サンタ (ジャンル)人物 聖ニコラウス(ニコラオス)。4世紀の東ローマ帝国、小アジアに実在したとされるキリスト教の聖人。彼がとある娘を抱えた貧しい家族を救うため、煙突から金貨を投げ入れたところ、暖炉には下がかけられていたため、翌朝家族が暖炉から下を取り出したところ、中から金貨が零れ落ちた、という話。それがなぜクリスマス限定になったのかというと、19世紀のアメリカ人の付け足しのようである。聖ニコラオスを崇敬する家の正教系ではプレ

  • nix in desertis:祝福のカンパネラ 余談

    ついでに。ノストラム(Nostrum)地方は「我々の」「祖国の」という意味を持つラテン語系の言葉である。人物名については、レスター・メイクラフト(Leicester Maycraft)は英語で、レスターは一見不可解なつづりに見えるが実はイギリスの地名である。シェリーもナーガンも英語圏の人名。ラングバーズはつづりがちょっとわからないが、響きからして英語圏なのだろう。Langburseとかそんな感じじゃなかろうか。チェルシー・アーコット(Chelsea Arcot)も言うまでもなく英語。なんというか、ここでも世界の覇権を握ったのは英語だったか。神の都だしなぁ。 しかし、Verrittiという名前の響きはどう考えてもイタリア語系で、ファビウスもフィオーレももろにイタリア語で、Fioreは「花」、ファビウスは普通の人名ではあるがこじつけるなら古代ローマの名将にいる。メイクラフト一家が元々エルタリア

  • nix in desertis:戦え、世界とそして内面と。

    雑記「サブヒロインは世界と闘争する」(HOTEL OF HILBERT)から、ちょうど自分でも書こうと思ってやめていた話題だったので、都合よく便乗。主に1のほうについて。2のほうもおもしろそうだけど、ちょっと書くのに時間が必要そうな話題なので、また今度書くかもしれない。もちろん、『かにしの』他のネタバレ有。 確かに、攻略化要望の出るサブヒロインとそうでないものというのは比較的はっきりと分かれるところである。そしてメーカーが勘違いして、後者のヒロインなのに追加しちゃって不評だったり、せっかく前者のヒロインだったのにシナリオに殺されたり、ということはしばしば見る光景である。前者の例として、該当記事で挙がっている『かにしの』の例に付け加えれば『With You』の乃絵美、『それ散る』のかぐら(完全版の話は忘れる)、『Fate/stay night』のイリヤ、あとは友達から『はるのあしおと』の教頭

  • nix in desertis:『ゆのはな』元ネタ集(3) 椿編

  • nix in desertis:『ゆのはな』元ネタ集(2) 共通ルート残り

  • nix in desertis:『ゆのはな』元ネタ集(1) 共通ルート

    作ろうかどうしようか随分迷ったものの、数がかにしのよりも多いくらいあったので公表しないのももったいないかなと思い、公表してみんとす。『かにしの』においては元ネタの元もバラバラでギャグというよりはストーリーにかかわってくる部分で仕込んであった場合が多かったが、『ゆのはな』では固まった分野からのネタ出しが多く(主人公がメキシコ史マニア、男友達が海戦史マニア、ヒロインの1人がオカルトマニアで1人がレトロアニメ好き)、使い方もギャグで乱発気味であったように思う。そういう意味ではネタばれの危険性が少ないので、やろうかどうしようか迷っている人はプレイ前に読んでしまってもいいかもしれない。 今回は『かにしの』のときと違い、一部分に関して非常に詳しい元ネタ集を作っているサイトがあったので、その項目に関してはそちらへ誘導することにした。具体的には 軍艦、海戦ネタに関して → http://bohshi.fc

  • nix in desertis : エロゲ名作選?

  • 1