サッポロホールディングスがビール工場跡地の複合商業施設「恵比寿ガーデンプレイス」(東京・渋谷区)で、約35年ぶりにビール醸造を再開する方向で検討していることが15日、分かった。1889年に当時の商品名「恵比寿ビール」の醸造を始め、地名や駅名にもなったゆかりの地。2023年までにビールを飲める店舗も併設し、集客を図る考えだ。 恵比寿ガーデンプレイスにあるサッポロの記念館内に、小規模ながら主力の「ヱビスビール」など複数のビールを醸造できる設備を導入することを検討している。歴史ある土地でヱビスのPRを強化する狙いがある。