ファン・デル・ヴェルデンの定理 問題(A)の答えは 十分大きいゲームボードを使い3人でAPGを行うと,引き分けは起こらない ということがファン・デル・ヴェルデンの定理という定理を使うと保証されます.ファン・デル・ヴェルデンの定理とはファン・デル・ヴェルデンが1927年に証明した定理です.どのような定理かAPGの言葉を使って説明しましょう. まず,\(~r~\) 人で\(~k~\) 個等間隔に並べれば勝利するAPGを次の帯で行います.帯の場合も平面と同じで,ゲームは成立します.自分のターンが回ってきたら1人1つ駒を置き,等間隔に\(~k~\)個並べれば勝ちです. このとき,帯の長さ \(~n~\) を十分大きくすると,必ず誰かしらは勝利する.という定理です.つまり,人数と勝利条件に応じて十分長い帯でAPGを行うと,必ず誰かしらの駒は等間隔に\(~k~\)個並ぶという定理です.これは「帯」とい