先日、「ウィキペディアで深刻な”一次資料”汚染」をお伝えしたばかりですが、またもフリー百科事典Wikipediaで出典を巡る問題が騒がれています。今度は実在が疑われる出版社・資料を根拠とした記述です。ネットの様々なところで以前から言われていたようですが、Twitterで言及され、改めて注目されています。下のリンクがそのまとめです。 togetter:Wikipediaの参考文献に挙がっているが、存在が確認できない出版社『央端社』 上記のまとめで問題になっているのは、「サラ・スピッツ」という犬の品種の記事です。アメリカ原産とあるのに日本語しか項目がなく、出典も央端社という聞いたことのない出版社の本でした。 サラ・スピッツ(英: Sala Spitz)は、アメリカ合衆国のアラスカ州原産のスレッター犬種(そり引き用犬種)である。犬種名はこの種の基礎となったサラ号の没後、彼女にちなんでつけられた。