財務省はじめ次々と明らかになった官僚機構の一連の不祥事。とりわけ「花の82年組」の福田淳一前事務次官や、佐川宣寿前国税庁長官らが辞職していく姿は、皮肉にも最重要ポストに就いたこの世代の「弱さ」を露呈する形となりました。メルマガ『NEWSを疑え!』の著者で軍事アナリストの小川和久さんは、彼ら「82年組」と同世代の生物学者・福岡伸一さんの「日本の未来への警鐘」を語ったインタビューに戦慄を覚えたとし、日本の行く末を悲観しつつ「新たな道」の可能性についても言及しています。 日本は死滅するのか──生物学者の「予言」 5月19日付朝日新聞朝刊に生物学者・福岡伸一さん(青山学院大学教授)のインタビューが載りました。 昨今の官僚機構の度重なる不祥事を通して、日本の未来に警鐘を鳴らす内容となっており、しかもイデオロギー的なバイアスの少ない生物学者の視点からだけに、戦慄すら覚えました。 福岡さんは、セクハラ問