目や鼻の位置関係や顔の幅など、人間の顔立ちの大まかな要素を決めている5種類の遺伝子変異を欧米やオーストラリアの研究チームが特定し、13日付の米科学誌プロスジェネティクスに発表した。遺伝子と顔立ちの関係をデータベース化すれば、DNAから顔の特徴を推定できる可能性がある。チームは「犯行現場に残されたDNAから犯人の人相を推定する科学捜査が将来は実現するかもしれない」としている。チームは、オランダ
人の探究心、そしてそれによる科学はとどまるところを知らない。 DNAは私たちを作る根本的なもの。持って生まれた決められた情報。これは、言ってしまえば書き換えできない読み取り専用ファイルのようなものです。しかし、この読み取り専用ファイルに書き込みができるようになるかもしれないというから、人間の在り方が根本的に変わりそうです。 スタンフォード大学の研究チームが、DNAの書き込みに成功。と言っても今回が初ではありません。以前にもタンパク質を使用してDNAに似た様な実験を行ったことがありました。が、今回はDNAに直接働きかけ、融合可能なデジタル細胞を作ることができるという、実に画期的で効率的な方法での初の成功例です。 研究では、細菌感染したウイルスから複合した遺伝子成分を大腸菌のDNAに注入。注入されたもの中にあるのは、DNAを切り貼りするための酵素を作り出すシステム。これは、まるでパソコンで「カ
印刷 iPS細胞づくりでウイルスを使うとき、心配されていた細胞のがん化を防ぐ方法を京都大のグループが見つけ、米科学誌で4日報告する。ウイルスは細胞の特定の場所に組み込まれたときにがん化するので、その場所を見張っておけばいいのだという。 iPS細胞は皮膚などの細胞に特殊な遺伝子を入れてつくる。ウイルスは、その遺伝子の運び屋として使っている。ウイルスがもつ余計な遺伝子まで細胞に組み込まれて、がんになると考えられてきた。 京大の鶴山竜昭准教授(病理学)らはマウスの白血球をがん化させて白血病にすることが知られるMLVというウイルスを調べた。他の方法に比べて遺伝子を運ぶ効率が高く、よく使われている。フランスでこのウイルスを使い遺伝子治療を受けた患者2人が白血病になったことがある。 このウイルスで白血病になったマウスの白血球をみたら、ウイルスの遺伝子は細胞の特定の3カ所を狙って入り込んでいた。
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