ProductZine Day&オンラインセミナーは、プロダクト開発にフォーカスし、最新情報をお届けしているWebメディア「ProductZine(プロダクトジン)」が主催する読者向けイベントです。現場の最前線で活躍されているゲストの方をお招きし、日々のプロダクト開発のヒントとなるような内容を、講演とディスカッションを通してお伝えしていきます。
はじめに 前回は「AIに代替されない技術 定性調査のコツ」として「信頼性を高める方法」をお話ししました。プロダクトディスカバリーのためにも、「信頼できる結果」は必須条件です。信頼性を高める方法として「バイアスをかけずに聞く」ことや「意見ではなく、事実を聞く」という観点で、具体的な方法論を説明しました。今回は、後半として「有意性を高める方法」についてお話しします。 AIの活用が重要性を増す中で、プロダクトマネージャーやディレクターのよりよい企画・プロダクト推進のための原則を、基本的かつ実践的な知見としてお話しできればと思います。 意味がない調査結果と原因 定性調査の経験がある方には、こんな経験はないでしょうか? ヒアリングはできたが「意味があまりない結果」になる体験です。何をメッセージとして伝えたいかがあいまいになったり、自分の企画に取り入れにくい別軸の話になってしまったり、といったことは定
同プログラムでは、新規サービス創出や既存サービスの改革、組織の改編を進めるためのアイデア創発からその実現までを、「デジタルCXデザインワークショップ」「PoC(概念実証)検証」「プロトタイプ検証」「MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)検証」の4つのステップに分けて、それぞれを同社が伴走支援することで顧客のCX変革の実現を目指す。 「デジタルCXデザインワークショップ」では、顧客のニーズ/成熟度に合わせたワークショップを提供し、カスタマージャーニーマップや業務プロセスチャート、CXリストなどを作成する。デザイン思考に優れたコンサルタント、デザインリサーチャー、ビジネスデザイナーを有し、インサイトリサーチや組織開発などのビジネス変革への伴走支援を得意としている、mctのCXエキスパートであるジョナサン・ブラウン氏と、NTTデータ先端技術の新技術の事業展開を推
同社はIT事業会社出身のプロダクトマネージャーを中心に、プロダクトの戦略業務(ビジネスアイデア検討、開発機能の企画、UI/UX設計や改善)から開発業務(デザイン作成や開発実装など)までワンストップで支援している。また、納品をゴールとする従来の開発会社とは異なり、プロダクトマネージャー・デザイナー・エンジニアが伴走しながら事業やプロダクトの成長に貢献する。 同社ではこれまで、IT事業会社でプロダクト戦略や開発経験を積んだメンバーを集め、プロダクトの機能企画やUI/UX設計、デザイン作成や開発実装など、顧客のDX推進を支援してきた。 その中で近年、顧客からBPaaSに関して相談を受けることが増え、顧客のBPaaS戦略の一環としてSaaS開発を支援する機会が増えてきた。 BPaaSとは、BPOとSaaSを掛け合わせてBPOを進めるビジネスモデルで、特定の業務プロセスに関するBPO支援だけでなくS
急増するプロダクトマネージャーの求人数 今回、お話ししたいテーマは「プロダクトマネージャーの採用広報戦略」です。なぜ、このテーマを取り上げるかといえば最近、プロダクトマネージャーに対する求人数が急増し、採用競争が激化しているためです。 当社でもプロダクトマネージャーの求人は、ざっと500件~600件あります。仮に優秀なプロダクトマネージャーの求職者が1人いたとして、われわれからすべての案件を提案することは現実的にできません。そこで、その方が求めるご志向や希望に合致する求人や、経験を活かして活躍できそうな求人をピックアップしてご案内することになります。 この際、600件もの求人があると、ほとんどの会社はどうしても埋もれてしまいがちです。そこで重要になってくるのが「どう自社を際立たせるか/特徴づけるか」という戦略になります。 求職者の目線に立つと、現在はプロダクトマネージャーの求人があふれ過ぎ
プロダクトマネージャーへのキャリアパスにはさまざまな道があるが、今回は営業職からジョブチェンジしたスマートキャンプ株式会社の柿森賢太氏のケースを紹介したい。同氏は新卒で大手人材会社の株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社し、法人営業に従事した後、スマートキャンプにジョイン。スマートキャンプでは、新規事業の立ち上げや戦略立案、開発に携わり、現在はセールスエンゲージメントツール「BALES CLOUD(ベイルズクラウド)」を開発、提供するBALES CLOUDカンパニーの執行役員CPOとして事業を牽引している。柿森氏の経験から、ビジネス職からプロダクトマネージャーを目指す者へのアドバイスを聞いた。 モノを売る力、モノをつくる力、チームをつくる力を身につけたい ──まず、これまでの経歴と現在の業務内容について教えてください。 大学卒業後、新卒で現在はパーソルキャリアとなって
co-nectoは、スタートアップ企業を中心に優れた事業アイデアを募集して、TOPPANの経営資源と融合させることによって新事業を共創するプログラムで、2017年から実施されている。 今回募集が開始されたco-necto 2024では、新たに「モビリティ」をテーマに追加し、社会課題に合わせた合計10のテーマを設定する。対象エリアも中部地区に拡大し、27社の多様性あふれるパートナー企業・TOPPANとの実証チャンスがある。また、後援団体として日本各地のベンチャーキャピタルが加わり、合計29団体となっている。 募集テーマは以下の10領域。 カーボンニュートラル 行政DX 小売・流通DX ジェネレーティブAI 金融DX 次世代ヘルスケア 製造・物流DX 都市空間 モビリティ パートナー共創 エントリー資格としては、法人格を有する企業であり、実証実験を行うことができるサービスやプロダクトを自社で保
「今この瞬間」のチャンスを逃さないこと 生成AI技術による革命が起きているこのタイミングは、「今しかない唯一無二のチャンス」だ。このチャンスを逃さないために、従来の新規事業づくりとは大きくマインドセットを変える必要がある。「今この瞬間」に正しいマインドセットで、アクションを起こすことが肝要だ。2年後、3年後に同じことをやっては出遅れてしまう可能性が高い。 そこでわれわれが常に意識しているのは、「打席数」と「打率」をいかに上げていくかということである。生成AIの領域は今まさに技術革新が猛スピードで進んでおり、それを活用してどのようなプロダクトやサービスが求められるのかはまだ誰にも分からない。 あらゆる産業が生成AIによって変革される可能性がある中で、「今この瞬間のチャンス」を勝ち取るためには、思い切って数多くのチャレンジをしていくべきだ。つまり「打席数」を増やすことが重要になる。ただし、ただ
同カンファレンスは、開発生産性に関する最新の知見が集まることを目的とし、開発生産性に取り組むベストプラクティスや取り組み事例を共有するもの。 昨今、国内におけるITエンジニアの不足により、国内ITエンジニアの採用競争が激化し続けている。また、DXへの投資が増える中で迅速な顧客へのプロダクト価値提供を実現していくために、開発生産性の向上が求められている。 同社では、まだ「開発生産性」に対する注目が集まり始めて間もない2021年からエンジニア組織の開発生産性を可視化・向上するSaaS「Findy Team+(チームプラス)」を提供しており、2023年には開発生産性に関する最新の知見が集まる「開発生産性Conference」を開催した。 昨年の開催を経て「開発生産性」という言葉が広がり、勉強会やMeetupも多数開催された。一方で、開発生産性がもたらすビジネスインパクトや具体的にどのように開発生
はじめに 前回の記事では、チーム全員が同じユーザー像を見て開発を進めるための「UXマスター」を紹介しましたが、UXマスターの作成時のみならず、「ユーザーの成長ステップ」の検討では、事標目線とユーザー目線のバランスに頭を悩ませる方も多いと聞きます。事業目標達成を目指すあまり、ユーザー体験がないがしろになってしまうといったジレンマに陥るのは望ましくありません。 今回は、ユーザーにとって「望ましい状態」を「ユーザーの成功」とし、「ユーザーの成長ステップ」の設計時に、ユーザーの成功をないがしろにしないためのポイントとプロセスを解説します。 ユーザーの成長ステップ設計時のプロセスとポイント ユーザーの成長ステップ設計のプロセス ユーザーの「大成功」を定義する(ユーザー目線) ロイヤルユーザーを定義する(事業目線) ロイヤルユーザーが感じる価値が右肩上がりになるよう、成長ステップを設計する 第1段階の
はじめに 株式会社RevComm(レブコム)のプロダクトマネージャーの吉井です。RevCommは音声解析AI電話「MiiTel(ミーテル)」、AI搭載オンライン会議解析ツール「MiiTel Meetings」、オフライン(対面)の商談を可視化する「MiiTel RecPod」を開発・提供しています。 RevCommでは、2023年5月からドキュメント管理ツールとして「Notion」を全社に導入し、プロダクトマネジメントにも活用しています。今回は、全社員がフルリモートで業務を行っているRevCommにおけるPRD(プロダクト要求仕様書)の管理・運用についてご紹介します。 RevCommにおけるPRDの役割と運用課題 RevCommではロードマップに記載された開発タスクごとに、プロダクトマネージャーがどのような機能を開発するのかのPRDを作成し、関係者に共有します。Notion導入前は、ドキュ
「Findy Team+」は、約300社(トライアル含む)の企業の開発生産性・開発者体験向上をサポートしてきた。同社は、利用企業や同社のプラットフォームに登録しているエンジニアの声をもとに日々プロダクトの改善を行う中で、利用ユーザーから「会議が多く開発に集中できる環境が整えられていない」「パフォーマンス改善に充てる時間がない」という声が聞かれるようになった。また、GitHubやMicrosoftなどによる開発生産性・開発者体験に関する研究でも、開発タスクへの集中度が保たれていることの重要性が語られている。 同社は上記に対応する新機能として、チームにおけるミーティング状況を可視化する「ミーティング分析β」を実装した。これにより、定期的な会議のアジェンダ・参加者の見直しや採用面接へのアサイン分散を通じてチームのミーティング時間を削減し、より開発タスクへの集中度を高められる。今後も利用企業の声を
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