越境思考とは? 本イベントでは、3名の著者によってシステム障害対応は今後どうあるべきかが語られた。特に、テクノロジーやノウハウよりも、どのようにシステム障害に立ち向かうかという姿勢の重要性が強調されている。そこで取り上げられるテーマが、越境思考と協同だ。 ではまず、越境思考とは何なのか。沢渡氏が著書『新時代を生き抜く越境思考 ~組織、肩書、場所、時間から自由になって成長する』で解説しているように、「様々な壁を超えてオープンに協力する考え方や姿勢」のことをいう。 沢渡氏によれば、従来の統制型・ピラミッド型の組織では決められたことをきちんとやることに重きが置かれ、顧客や上層部が答えをもっている前提でプロジェクトを進めていくが、この方法は今や限界を迎えているという。 何が起こるかわからない時代では、組織の中に解決のためのノウハウがない状況も容易に想定できる。そんな状況に陥ったとしたら、もはや課題