典型的な企業に対する組織構造をSDモデルで示すと図2に示すようになる。この図では、次のような依存関係を記述している。ここでアクタは、経営層、技術部門、管理部門、支援部門、運用部門である。 経営層は技術部門、管理部門、支援部門に対する経営戦略を担う。 管理部門は技術部門を管理し、支援部門のロジスティクスを供給する必要がある。 支援部門は運用部門に対して資源としての支援サービスを提供する。 運用部門は管理部門によって監督される。 運用部門は技術部門によって作業が標準化される。 図2に示した組織構造は従来型の組織の例である。これに対して、パートナー企業と連携して業務内容をアウトソーシングする場合のベンチャ型の組織構造をSDモデルで示すと、図3のようになるだろう。 図3では、ベンチャ管理部門が、連携管理パートナ、戦略パートナ、業務パートナ、運用パートナを活用して業務を遂行する。このときのこれらのア