従来のソフトウエアエンジニアにとって、マネジャーになるのは少し悩ましい変化である。「35歳定年説」などと呼ばれ現場の引退感を伴ったイメージが強く、コードを書くことからガントチャートやエクセルを使った仕事に変化する分、マネジャーへの転身は給料アップにつながるため、「大人」になるプロセスという考え方もまたあるだろう。 一方で、主にWebサービスをビジネスとして営む企業ではマネジャーの役割が少し異なる。Webサービス企業ではエンジニアリングマネジャーと呼ばれるマネジメントの職種が近年話題になっている。さらにプロダクトマネジャーと呼ばれる職種も重要視されている。 2019年はエンジニアリングマネジャーとプロダクトマネジャー、それぞれをテーマにしたカンファレンスが開催されるなど、エンジニアの職種に関して今最もホットな話題と言える。当社もスポンサーとして参加させていただいた。これらの役割が従来のマネジ