群馬大学医学部附属病院で腹くう鏡の手術を受けた8人が死亡し、同じ医師が執刀した開腹手術でも10人が死亡していた問題で、大学は、病院の診療体制などを総合的に見直す改革委員会を新たに設置しました。 前橋市にある群馬大学医学部附属病院では40代の男性医師による肝臓の手術で、いずれも手術と死亡の因果関係は分かっていませんが、腹くう鏡手術では去年までの4年間に患者8人が手術後4か月以内に死亡し、開腹手術でも去年までの5年間に患者10人が手術後3か月以内に死亡しています。 病院では、それぞれの手術について学内と学外の委員で作る事故調査委員会を設けて調査を行いましたが、このうち腹くう鏡の調査では、学外の委員がほとんど出席せずに最終報告書をまとめるなど、ずさんなケースが明らかになっています。 こうしたことから、群馬大学は、相次ぐ患者の死亡事故について組織としての問題がなかったか、病院の診療体制などを総合的