美しさとは何か、彼女の言葉を聞いて改めて考えさせられた。資生堂ジャパン株式会社のCSR・コミュニケーション部に所属する奥沢美砂さんは、網膜色素変性症という視覚障がいを持ちながら、18年間化粧品会社に勤務している。網膜色素変性症とは、眼の中で光を感じる組織である網膜に異常がみられる遺伝性の病気。暗い所でものが見えにくくなる、視野が狭くなる、視力が低下するという症状がある。視覚的情報が求められる「美」を彼女はどのように捉え、伝えているのか。奥沢さん本人に聞いてみた。少しでも後押しができれば職場では、会社の社会貢献や社員のボランティア活動を促進する業務を担う。また、年に4回美容情報の音声コンテンツ「おしゃれなひととき」を配信し、視覚に障がいのある方に美の大切さ、楽しさを伝えている。視覚障がいが壁となり得る化粧品会社に就職したのには理由があった。とにかく自立をしたいという気持ちがありました。親と同
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