朝日新聞社は22日、本社が19日付朝刊文化面に掲載した「マニ教『宇宙図』確認」の記事について、共同通信社が配信した記事と表現が酷似した部分があったとして同社に経緯を説明し、謝罪した。執筆した記者は研究者に直接取材し、独自に資料を集めて書いたが、「共同通信社が配信した記事も参考にしたために表現が引きずられた」と話している。引き続き調査を進め、関係者を処分する。 同社から「9月26日に配信した記事と似ている」と指摘があり、本社が調査した結果、当該記事の本文部分の表現で、共同通信社の記事と重なる部分が多くあった。 記事は大阪本社生活文化グループの記者(47)が執筆した。各紙に9月27日付で掲載された共同配信の記事を読んだ同グループのデスク(48)が取材を指示。記者は翌28日午後、「宇宙図」を研究している京都大大学院教授の研究室で約1時間半取材し、その内容をノートに18ページにわたって記録した