市役所入り口に張り出されている住民投票の中止の見込みを知らせる選管からのお知らせ(3日、中津川市役所で) 岐阜県中津川市の大山耕二市長(62)の解職の是非を問う住民投票が5日告示され、翌6日から期日前投票の受け付けも始まる。 ただ、市長が投開票(25日)前の辞職を既に表明。市民が投票しても開票されない見通しで、市選挙管理委員会もホームページや貼り紙で異例の告知をするなど、混乱を避けようと必死だ。 市長が辞職願を出したことで住民投票を行う必要はなくなったが、市選管によると地方自治法上、住民投票の本請求後は辞職が確定するまでは取りやめることができず、さらに市長が投開票日までに辞職を撤回した場合に備え、告示と期日前投票を予定通り行わなければならないという。 市選管では、開票日前に市長の辞職が確定すれば、期日前投票はなかったものとして投票用紙をすべて処分する方針で、市民にもあらかじめこうした経緯を