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ブックマーク / booklog.jp (3)

  • 『モダン都市文学 4』(鈴木 貞美)の感想(3レビュー) - ブクログ

    二十二篇の短編で編まれたアンソロジー。かつて都会に生きていたすべての人々の気配を日常的に感じるようになる豊島与志雄『都会の幽気』、二晩姿を消していた少女が幻のような少年との出会いを語る野溝七生子『往来』、奇妙なことはなにも起こらないのに書き手の苛立ちと不安が都会の光景を歪ませる芥川龍之介『歯車』、ひどく現実的な幽霊たちとの駆け引きが笑いを呼ぶ牧逸馬『第七の天』、身分の階層がそのまま地下の高層建築になっているディストピアを描く佐藤春夫『のん・しゃらん記録』。月報には日影丈吉『当世風の国際性』が載っている。

    『モダン都市文学 4』(鈴木 貞美)の感想(3レビュー) - ブクログ
  • 『夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)』(ロバート・A.ハインライン)の感想(674レビュー) - ブクログ

    古典SF小説の名作。私は『金曜日の屋さん』という小説で知った。 福島正実さんが翻訳されたものを読んだが、とても読みやすかった。海外小説を読むときは翻訳家の重要性を感じる。 最愛の恋人と親友に裏切られ、発明まで騙し取られてしまってしまった青年ダンは、飼いのピートとともに凍った心を溶かすべく、夏への扉を探していき…というお話。 これが1950年代の作品だというから驚き。1970年のロサンジェルスが舞台。冷凍冬眠で2000年の世界へ行くのだが、現実より物語の世界の方がかなり科学が進歩している様子。 ダンの仕事にかける熱い想いと、たとえ裏切られても人を信じる強さ、愛する人との時空を超えた約束に胸を打たれた。のピートの勇姿にもね。 どんなに科学技術が発展しようとも、大切なものは変わらないんだね。

    『夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)』(ロバート・A.ハインライン)の感想(674レビュー) - ブクログ
  • 『ようこそ、わが家へ (小学館文庫)』(池井戸潤)の感想(960レビュー) - ブクログ

    作品紹介・あらすじ 恐怖のゲームがはじまった 真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。 花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。 執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。 一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから、窮地に追い込まれていく。 直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

    『ようこそ、わが家へ (小学館文庫)』(池井戸潤)の感想(960レビュー) - ブクログ
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