【筆者:森田知宏・内科医】 6月3日、今年の「ラマダーン」が終わった。ラマダーンは、イスラーム教の断食を行う月として知られており、今年は5月5日から6月3日までであった。よく知られているように、ラマダーン期間中は日の出から日の入りにかけて飲食をせず、人によっては唾液すら飲み込まない。 ラマダーン期間中は宗教的に厳正な暮らしを送ることになっており、飲食だけでなく、喧嘩や悪口、喫煙や性欲を抱くこと(あくまで日中に限る)に至るまで禁止されている。
自作ロボット「インイン」(右)と「結婚」した、中国のテイ・ジャジャさん(左)(『ガーディアン』HPより) 中国国家統計局によると、中国では、2016年に男性の数が女性の数より3359万人も上回りました。この差は、カナダの人口に匹敵する数です。 不均衡な男女比をもたらした3つの条件 中国がこのような状況に陥った原因としては、男児を好む文化、1979年から2015年まで続いた「1人っ子政策」、そして1980年代に導入された超音波技術による選択的中絶、が考えられています。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)グローバルヘルス研究所のテレーズ・ヘスケス教授らは、『カナダ医師会雑誌(CMAJ)』の報告(2011年)で、中国で「失われた女性」の圧倒的多数が、選択的中絶によるという明らかな証拠がある、と指摘しています。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く