「話が前に進まない」「話がこじれる」「話がややこしくなる」。 話をするたび、そんなことを感じさせる相手はどこの世界にもいるものです。しかしそれは、無駄な会話が増えたり、目標を達成できなかったり、あるいはストレスがたまるなど、さまざまなデメリットにつながっていきます。 そこで、そんな相手とのコミュニケーションを円滑にするための術を紹介したのが『話を噛み合わせる技術』(横山信弘著、フォレスト出版)。 著者は、企業の現場に入り込み、目標を絶対に達成されることを目的としたコンサルタント。つまり「話し方」の専門家ではないわけですが、だからこそいえることがあるとも主張しています。ビジネスで目標を達成するために必要なスキルは、「話し方」ではなく「話を前に進める力」だということ。だとすれば、話を噛み合わせるためのテクニックを知り、身につける必要があるという考え方です。 ちなみに著者は、話がかみ合わない相手