2018年度に卒業した就活生が、企業を選ぶ時に重要視したのは、「将来性」「給与、待遇」「福利厚生」だったという。 しかし、入社した新入社員の多くは、自分の手取り金額がいくらか、わかっていないことがほとんどだ。企業が好景気に沸く一方で、社会保険料は年々アップし、税金の控除はひっそり打ち切られていく流動的手取り金額ともいえるからである。 居酒屋『塚田農場』のアルバイト学生たちに、就活支援をベースにしたキャリアセミナー「ツカラボ」を主催している、エー・ピーカンパニー副社長の大久保伸隆さんは、「いくら稼ぎたいかと同時に、自分の給与がどんな名目でいくら引かれているか、毎月の消費の習慣が浪費になっていないかを、気にするべき」と話す。 就職活動がヒートアップしているGW前後。セミナーに5回以上参加した学生100 %の内定率を誇るツカラボで、大久保さんが3年前からのべ1000人あまりの就活生に語ってきた「