リベラルは退潮している?去る11月9日にアメリカで大統領選が行われました。ヒラリー氏圧倒的有利という事前の下馬評を大きく覆して、なんと、不動産の共和党候補ドナルド・トランプ氏が大統領に。昨年夏の安保関連法案の成立、今年の参議院選挙・都知事選における野党の敗退、イギリスのEU離脱などという一連の事象を受けて、今、世界中で「リベラルの退潮」ということが言われています。 しかし、「リベラル」「リベラリズム」とは何なのでしょうか?先進国では「保守とリベラルの二大政党制」ということがよく言われますが、保守とリベラルとはどういった点を対立軸としているのでしょうか。ついつい使ってしまう、「保守」「リベラル」という用語ですが、ここで改めて、これらの思想が生み出された沿革などについて整理しておきたいと思います。 近代ヨーロッパにおける思想的状況とはヨーロッパでは、長らくモンゴルなどのアジア勢力やイスラム勢力
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