静岡県裾野市のさくら保育園で元保育士が園児に虐待をしていたことで、保育士が逮捕されました。これを受けて静岡県と裾野市は、さくら保育園に対し、児童福祉法に基づく「特別監査」を実施しました。厚生労働省も、同様の事例がないかを点検するため、全国の保育施設の実態調査を行うと報道されています。 このニュースに衝撃を受けた人は多かったでしょう。それと同時に、保育所でどのような保育が行われているかについて、「行政は全くチェックしていなかったのか?」と疑問をもった人もいたはずです。 実は、今回裾野市が行った「特別監査」というのは、児童福祉法第46条に基づいて、普段から都道府県が行っているものです。普段は「指導監査」と呼ばれ、年に1回の実地検査が義務付けられています。これに加えて、子ども・子育て支援法第38条においても、市区町村による「確認監査」の実施が義務付けられています。さらにそれに加えて、「第三者評価