とある女性から聞いた話です。 彼女の家に泊まりに着ていた彼女の恋人、ここでは仮名で歌麿としますが、歌麿は、彼女の家に泊まりにきていながら、彼女のテレビとゲーム機で、自前のギャルゲーを始めたという。 彼女はギャルゲーをやっている歌麿を隣で見ていた。 歌麿はゲームをやりながら、「あの娘がいいな、この娘もいいな♪」などと歌っていると、こんなフラグが勃ちました。 Q.夏祭り、彼女と歩いているとヤンキーに取り囲まれた。どうする? 1. 戦う 2. 謝る 3. 自分が盾になって彼女だけ逃がす 4. 彼女を置いて逃げる 歌麿は「ここは普通に『3』でしょ」と言いながら、彼女に向かってこう言ったそうです。 「これさ、ゲームだから普通に『3』を選ぶけどさ、現実だったら置いて逃げるよね。あははははは」 歌麿が笑いながら言うと、彼女は無表情でまばたきを繰り返した。 そして搾り出すようにして聴いた。 「私は……?」