どれだけ自分のLinuxマシンを溺愛していたとしても、いずれはレスキューを行わなければならないときがやってくるのである。そう、Linuxマシンであっても大惨事が起こってしまうことはあり得るのだ。画面設定を誤ったり、カーネルの更新に失敗したり、initスクリプトの設定でミスを犯したりといったことは避けられないのである。実際、私はさまざまな場面でそれが起こるのを目の当たりにしてきた。ときには、それは私自身のマシンでも起きた。多くの場合、それらはXの設定を間違えたのが原因だったが、そのたびにいつも私は腹を立てていた。 このような状況ではレスキューを試みるしかないわけだが、私の考えでは、最善の策には再インストールは含まれない。それどころか、レスキューディスクからのブートすら必要とならない場合もよくある。本稿では、そのような状況に陥らないための方法と、動作しなくなったLinuxマシンを復旧させるため