2011年12月13日~12月15日に開催された「スマートフォン&タブレット2011冬」で、シーエスアールの石川誠司氏(GPSグループ FAEグループマネージャー)が講演し、屋内の位置情報の測定技術について、課題と現状を示した。以下、要旨をまとめる。 携帯電話機やスマートフォンなどの位置情報測定には、従来、主にGPSが使われてきたが、GPSなどの人工衛星では、屋内の測定がきわめて困難という課題があった。そこで現在は、人工衛星にWi-Fi、MEMSセンサなどを組み合わせて屋内の位置情報を取得しようという開発が進んでいる。英CSR plc.では、これらの測定情報を融合して最も確からしい位置情報を端末に示すLSI「SiRFstarV」を開発しており、2012年3月にサンプル出荷を本格的に始める予定だ(Tech-On!関連記事)。
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