藤村龍至/TEAM ROUNDABOUTによる、建築家らへのインタビュー集『アーキテクト2.0』が非常に面白くて、いろいろ考えていたことが整理されたり、新しい知見を得たりした。ここでは、書評ということではなく、本書を読んで思い付いたり考えてみたりしたことについて、少し書き記す。 アーキテクト2.0 2011年以後の建築家像―藤村龍至/TEAM ROUNDABOUTインタビュー集 作者: 藤村龍至,TEAM ROUNDABOUT出版社/メーカー: 彰国社発売日: 2011/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (7件) を見る 建築の物理性(一回作ってしまうと簡単には変えられない)というのは、普通には(特にウェブサービスから見ると)制約というか限界を画するものなのだが、それを肯定的にとらえなおすと: 物理性があるということは模型を作ることで誰もが体感しやす