「チャットGPT」などの生成AIが台頭する中、国連のグテーレス事務総長は5日、AI技術の規制のあり方などを検討する国際的な諮問機関を設置すべきだと提言しました。 国連のグテーレス事務総長は5日、ニューヨークの国連本部で開かれた会合で、生成AIについて「各国の開発と生産性を飛躍的に向上させる可能性を秘めている」と評価した一方、倫理的な課題があると警鐘を鳴らしました。 国連・グテーレス事務総長「さらなる技術進歩は、希望よりもむしろ恐怖を抱かせることが多い」 その上で、グテーレス事務総長は、AI技術の規制のあり方などを検討するために、国連機関や各国の専門家らでつくる国際的な諮問機関を設置すべきだと提言しました。 AIをめぐっては、兵器に活用される懸念も高まっていて、国連は、人間の判断を一切介さずに敵を攻撃するAI兵器が「我々を安全保障の面で未知の領域に導くことになりかねない」と警戒感を示していま
スーダンで衝突を続ける軍と準軍事組織がアメリカとサウジアラビアの仲介で24時間の停戦に合意しました。ただ、これまでも停戦期間中に衝突が起きたり、停戦協議が中断したりしていて、先行きは不透明です。衝突の…
中国EC最大手のアリババ集団傘下の物流会社の菜鳥(ツァイニャオ)は2023年3月28日(イタリアのローマ時間)、イタリアのローマで、国連組織の世界食糧計画(WFP)とグローバル物流における連携協定を締結したことを発表した。両者は、世界中の緊急人道援助やサプライチェーン能力の向上といった領域で、3年間にわたる連携を展開していく予定だ。ツァイニャオのような中国の物流企業が、WFPのグローバル物流パートナーになるのは初めてとなる。 中国EC最大手アリババ集団傘下の物流会社であるツァイニャオのCEO(最高経営責任者)である万霖(ワン・リン)氏(左)とWFPの副執行役員であるManoj Juneja(マノジ・ジュネジャ)氏(右)がローマでグローバル物流における連携協定を締結する様子(画像はアリババのニュースリリースから) WFPは、世界最大の人道援助機関であり、緊急時に人々の命を救うほか、紛争などの
戦闘が続くアフリカ北東部スーダンで人道状況の悪化が続くなか、国連はスーダンか、その周辺国に人道問題の担当官を派遣すると明らかにしました。国連のグテーレス事務総長は先月30日、報道官を通じて声明を発表し…
国連の人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官のマーティン・グリフィス氏は、スーダンの人々に対する国連のコミットメントを確言するために訪れたとツイートした。(ロイター/ファイル) 4月15日に首都ハルツームで激しい戦闘が勃発してから1週間以上経ち、何千人もの国連職員が一団となってポート・スーダンに避難した。 スーダン南部での戦闘で職員2人が死亡した後、世界食糧計画など一部の国連事務所は活動を一時停止した。 ポート・スーダン、スーダン: 紛争で引き裂かれたこの東アフリカの国からの避難を希望し、何千人ものスーダン人と外国人が集まる中、国連の人道支援責任者が3日、スーダンの主要港に到着した。 国連の人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官のマーティン・グリフィス氏は、スーダンの人々に対する国連のコミットメントを確言するために訪れたとツイートした。氏が紅海のポート・スーダンに到着したのは、深夜に期限切れの
軍と準軍事組織の衝突が続くスーダンの外務省は、国連でスーダンを担当する特別代表を外交上受け入れられない人物だとして、国連に通知したと発表し、現地での人道支援活動への影響が懸念されています。 スーダンではことし4月以降、軍と準軍事組織の間で武力衝突が続き、多くの死傷者が出ているほか、避難を余儀なくされる人も相次ぎ、人道状況が悪化しています。 こうした中でスーダンの外務省は8日、国連でスーダンを担当するペルテス事務総長特別代表をペルソナ・ノン・グラータ=「好ましからざる人物」に指定し、外交上受け入れられない人物だとして、グテーレス事務総長に通知したと発表しました。 これに先立ち、スーダン軍は5月、ペルテス特別代表がスーダン国内の対立を拡大させていると主張して、特別代表の交代を求める書簡を国連のグテーレス事務総長に送っていました。 スーダン外務省の発表について、国連のデュジャリック報道官は9日の
国連の人道部門のナンバー2を務めるムスヤ事務次長補がNHKの取材に応じ、世界では今、紛争や災害などの影響で22人に1人が人道支援を必要とする危機的な状況があるとして、国際社会にさらなる支援を呼びかけました。 今週、日本を訪れていたOCHA=国連人道問題調整事務所のムスヤ事務次長補は9日、NHKのインタビューに応じました。 ムスヤ事務次長補は、ウクライナをはじめ、ミャンマーやシリア、アフガニスタンなど、各地で紛争や災害が重なる複合的な人道危機が相次ぎ、世界で22人に1人が人道支援を必要としていて、その数は急増していると指摘しました。 このうち、軍と準軍事組織の衝突が続くスーダンについては、「国内外への避難民は180万人に上っているが、治安が悪化し、子どもや母親たちに物資が届けられない状況だ。国連機関の事務所も物資が盗まれたり、破壊されたりしている」と強い懸念を示しました。 また5月に、大型の
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