藤井聡(ふじい・さとし)/1968年、奈良県生まれ。京都大学工学部卒。同大学助教授、東京工業大学教授などを経て、京都大学大学院工学研究科教授。専門は公共政策論。近著に『「10%消費税」が日本経済を破壊する』(晶文社刊)(撮影/門間新弥)この記事の写真をすべて見る (週刊朝日 2019年1月4-11日合併号より) (週刊朝日 2019年1月4-11日合併号より) “保守派の論客”として知られる藤井聡・京都大大学院教授が「10%への消費増税は日本経済に破壊的なダメージを与える」と警告、増税の凍結を訴える。2019年10月に予定どおり税率が引き上げられると、国民の生活はどうなるのか──。 【図表で見る】消費増税前後の各世帯の消費支出額の推移はこちら * * * ──10%消費増税の凍結を主張する理由は? 「いま、日本経済は成長できずに衰弱していくデフレの状況にあります。デフレ不況から脱却する