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  • 高速文字列解析の世界 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    岩波の「確率と情報と科学」の4冊目が出版されました. 岡野原さんによる 「高速文字列解析の世界」です. 実は12月に発刊され,ほどなく献をいただきましたが,なかなか腰を据えて読む時間が取れず,ゴールデンウィークまでずれこんでしまいました.この場をお借りして献いただいたことに感謝し,感想の投稿が遅れたことをお詫びいたします. Amazonとかで見ると,猛烈な勢いで売れているようですね.久保や星野も売れ行き好調なようなのでカーネルもそれに引っ張られてぼちぼち売れているようです. 岡野原さんはいろいろなところでお見かけする程度で直接の面識はありませんが,巻末や Amazon ページに載っている著者紹介を見ると輝かしい経歴を持ち,現在は PFI という企業の経営に参画されているというすごい方です. さて感想です.あくまで専門外の一素人としての感想なので専門家の方からすると的外れなことを書

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    yuiseki 2013/05/03
  • 朱鷺の杜(IBIS)ブログ 「予測にいかす統計モデリングの基本」

    今日は今年の4月に講談社から発刊された「予測にいかす統計モデリングの基―ベイズ統計入門から応用まで」の感想です. 実は発刊されてすぐに,著者の樋口先生から献頂いたのですが,なかなか通して読む時間がなく今頃になってやっと読み終わったという次第です. 一言で言うと,ベイズに基づく時系列解析についてのです. 中でも,樋口先生が造詣の深いパーティクルフィルタ(粒子フィルタ)とデータ同化を軸に,入門的な事項から実際にデータを扱う際のノウハウまで幅広く書かれています. 実はこの朱鷺の杜ブログで一時期アクセス解析をしていたことがあるのですが,そのときの検索ワードのトップは「パーティクルフィルタ」や「粒子フィルタ」で,それは以前に私が紹介した樋口先生の解説記事を紹介したものが検索に引っかかっているものと思われます. まあそれだけパーティクルフィルタについて知りたいと思っている人が世の中には多いと言う

  • 久保拓弥 著「データ解析のための統計モデリング入門 -- 一般化線形モデル・MCMC」 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    赤穂→星野さん,と続いてしばらく間の空いていた 甘利・麻生・伊庭編「確率と情報の科学」の3冊目 久保拓弥著「データ解析のための統計モデリング入門 -- 一般化線形モデル・MCMC」が発刊され,入手しました. # 大人気みたいで amazon では現在品切れ状態のようで,納期はしばらくかかりそうです. ↓↓↓↓東大郷生協で撮影(一部やらせ有り:私のは多変量解析コーナーにあったので撮影のために並べてみました) とりあえず半分くらいまで読んだ感想. 著者の久保さん@北大はブログ kubolog でも有名な方で,生態学の統計解析の専門家です. # その後いろいろ見てたら @KuboBook なる twitter アカウントも発見. 統計解析の考え方を初歩から徹底的にたたきこむ教育的なです. 前半は一言で言うと「 R を用いた GLM(一般化線形モデル) のすべて」という感じです. 私も最近い

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    yuiseki 2012/07/17
  • Machine Learning that Matters (ICML2012) 読んで考えたこと - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    糞ネット弁慶ブログに表題の ICML2012 論文 "Machine Learning that Matters" が紹介されていて,「機械学習やってる人は皆読むべきだと思う.」と書いてあったので読んでみました. 英語はしんどいのでブログ内の日語訳をベースにします. 全体としていろいろまっとうなことが書いてあるのですが,個人的には「こんな方向ばっかり進まれると辛いなー」というのが正直な感想なのでその路線で意見を述べてみます. まあ私が機械学習研究者を代表しているとも到底思えませんので,一個人のたわごとだと思って読んでいただければ幸いです. さて,この論文の基的な主張は,「機械学習と実世界の間には乖離があるからそれを埋めるような研究の進め方をするべきべきべき!」ということです. うちの職場でも,「基礎研究と応用の間の死の谷を乗り越えるために格研究(←たぶん造語)しましょう」というキャッ

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    yuiseki 2012/06/08
  • 就職先としての産総研 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    いわゆる就活というのがいつから始まるのかよく知らないのですが,今日は産総研への就職についてのメモ. 産総研になってから,うちのグループも優秀な人材を採りたいとは思っているのですが,なかなか採れないという事態が続いています. これまでも非常に優秀な方がアプライされてきたにも関わらず結局採用できないということを繰り返してきたのでなんとかしたいという思いもあります. うちがダメになっても,結局ほかに移って活躍されているようですのでそれはそれでいいのですが. ちなみに公式な採用情報はこちらです: http://www.aist.go.jp/aist_j/humanres/index.html あまり情報はありませんね. そもそも産総研とは: http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html 歴史: http://www.aist.go.jp/a

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    yuiseki 2011/11/27
  • 確率論ムズイ? - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    今年は節電のために、産総研は建物毎に輪番休暇を設けていて、今週は旧電総研のわれわれの建物がそれにあたっているので、休み中に確率に関するいくつかの読み物を読んだ。 今日はその感想を中心に書いてみる。 (と言いながらの中身にほとんど触れていなかったので少しだけ追記) 機械学習において確率統計は中心的な役割を果たす学問であるが、「確率統計が難しい」という話はよく聞く。 私とてそんなに確率統計に強いという気はしないが、そこそここの業界にいるので確率とのつきあいも長い。 そこで私の経験から、確率統計の難しさについても触れてみたい。 ただし、始めに書いておくと、一概に難しいと言っても、その人のバックグラウンドによってその要因は千差万別なので、ここに書いてあることはほんの一面に過ぎないことは注意していただきたい。 さて、確率は今は中学2年生くらいで習うようだが、サイコロの目が1/6になるとか、公平なコ

  • 福水:カーネル法入門 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    IBIS2010でもチラシが配られていたのでご存じの方も多いと思いますが 福水健次:カーネル法入門-正定値カーネルによるデータ解析-(シリーズ多変量データの統計科学8)朝倉書店 が発刊されました. タイトルを見れば分かる通り,私の岩波のライバルとして位置づけられるわけですが,別に執筆業でべているわけでもないですし,分野の発展としてはこういうがどんどん日人研究者によって出版されることは喜ばしいというわけで宣伝しておきます. (わざわざブログで取り上げる理由としては,福水さんと親しいからとか,献してもらったから,ということは全然...あります^^; ちなみにすでに持橋さんがブログで感想を書いておられます) 岩波の出版時期はちょうど2年前のクリスマス商戦の時期でした. やはりカーネルというとケンタッキーにあやかってクリスマス商戦にぶつけるというのが作戦なのでしょうか(ということは全

  • 通信号特集号「大規模データ」&岩波本続刊「調査観察データの統計科学」 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    今日は2件あります. 1件目: 2009年7月号の電子情報通信学会英文誌D はこのブログでも何度か触れてきた 「学習・最適化における大規模アルゴリズム」小特集です. 目玉の一つは2の招待論文です. ・1目は鹿島,井手,加藤,杉山の4氏による大規模カーネル法のレビューで,赤穂ではあえて詳しく触れなかった?カーネルの大規模アルゴリズムについて詳しく書かれています.岩波サポートページでもこの論文にリンクを張ってお茶を濁そうかと...(こんなんばっかですが) ・もう一はランダム最適化の分野でシンプルながら有効な手法として定評を得つつある swarm optimization のレビューを筑波大の亀山さんに書いてもらいました. 最適化の研究者にもちょっと使ってみようかなというユーザの方にもお楽しみ頂ける内容です. 一般論文は foreward にも書いてありますが,一般投稿論文17中採択

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    yuiseki 2009/07/07
  • 神経回路学会全国大会備忘録など - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    今日は神経回路学会について書きます. 機械学習と現在呼ばれているものの源流の一つはニューラルネットといってよいでしょう. 会議で言えば NIPS,研究者で言えば Jordan や Bishop, Hinton といった 人たちももともとニューラルネットに主軸を置いていました. (なお,甘利先生もそうだと思いますが,甘利先生の場合守備範囲が広すぎるので ニューロを主軸と言うには少し抵抗があります) 現在,NIPS を見ればわかるように,ニューロという名前はついていても 内容は機械学習や統計の広い範囲までカバーしています. これは実はもともと 「何の役に立つか分からないけど面白い理論的な話」 として,連想記憶の解析や汎化理論などがとりあえずほかに出すところもなくて, とりあえず学習だからニューロの会議にでも出すかというノリでいろいろ 集まっていました. かつてはそういうものを受け入れる懐の深さ

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    yuiseki 2009/01/12
  • 脳神経情報科学の挑戦 - 朱鷺の杜(IBIS)ブログ

    私の属している産総研脳神経情報研究部門では12月6日に成果発表会を行います。 NIPS ともろにぶつかっているのですが、川島隆太氏の講演会なども予定されており、都合のつく方でご興味があれば是非ご参加ください。 (なお私は残念ながら今年はNIPSを見に行く予定なので参加できません。) 脳神経情報科学の挑戦 -ふしぎ 脳ワールドの秘密を解くカギはどこに?- (産業技術総合研究所脳神経情報研究部門成果発表会) http://www.neurosci.aist.go.jp/sympo07/ 日時: 2007年12月6日(木) 9:45 - 17:10 場所: 産業技術総合研究所 つくばセンター 共用講堂

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    yuiseki 2007/11/09
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