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ブックマーク / katsumushi.hatenadiary.com (14)

  • シャコパンチの魅力 - 勝虫日記

    ザリガニの研究で博士になりました。今度は、アメリカで、シャコの素早いパンチの研究をはじめました。とりあえず、見てください。シャコパンチ。 Mantis Shrimp Smashes Clam Shell こんなパンチが打てるのは、なぜ? 最大でシャコの体重の2500倍のパンチらしいけど、なんで後ろにふっとばないの? そんな強いパンチでウデ壊れないの?*1 と、疑問はつきないわけですが、自分はアメリカに来て、「このパンチはどうやってコントロールされてるの?」という問題に取り組んでます。 ながーい表現だと、「このパンチは神経、筋肉の処理速度を圧倒的に超えて速いから、動き始める前に動きの準備しとかないとダメ。そして、動きをコントロールするには学習された記憶の読み出しに基づいた運動計画がシャコの脳の中で進んでいるはず。それはどうやって学習され、記憶が "どう" 読み出されて "どう" 動きが実現す

    シャコパンチの魅力 - 勝虫日記
    yuiseki
    yuiseki 2013/01/18
  • katsumushiの日記

    赤池弘次氏が「応用数理」という学術誌に書かれた三の論文へのリンクと、一部引用、筆者の覚書をつけ加えました。以下に挙げたものだけではなく、はっとするような磨かかれた言葉がたくさん書かれています。また、統計学を学びはじめてしばらくしてその意味が心に染み込んでくるようになってきました。 統計的思考と応用数理 ー 前提となるモデル化の技 1999 年 9 巻 1 号 p. 66-68 https://doi.org/10.11540/bjsiam.9.1_66 応用と言う以上、そこには数理の外に実在する対象の存在が前提される。対象についての適切なモデル化がなくては、数理の適用は不可能である。このモデル化には対象についての体感的な深い理解に基づく「技」が求められる。モデル化の技との結び付きが無くては、応用数理の展開はありえない。 ここで言われる「適切なモデル」の適切さを予測の観点で測る指標のひとつ

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    yuiseki
    yuiseki 2013/01/16
  • RSSリーダーの使用例〜PubMedから最新情報を得る - 勝虫日記

    RSSリーダーは、ブログのトラックバック機構と同じで、それを使うと何がうれしいのかいまいち分かりにくい代物だ。図解は、文系がRSSイラストで説明するとこうなるが参考になる。 ネットを徘徊することをネットサーフィンと言うが、それぞれの海岸に出向かなくても手元で波の状況が確認でき、中にはサーフィンもすぐに始められるというメリットがある。出不精だけど状況が知りたいという怠け者用ツールと言えるかもしれない。 それぞれのリーダーに登録しているサイト集はOPML形式でインポートやエクスポートができる。他にもあると思うけれども、それぞれ使ってみて個人の好みで選択したらいいだろう。 タイトルに書いたPubMedは生命科学系の研究者が皆お世話になっている。これでRSSフィードを生成する方法を紹介する。 自分がチェックしたいキーワードを入れて検索し、RSS feedを選択する 名前をつけて(ここではmain

    RSSリーダーの使用例〜PubMedから最新情報を得る - 勝虫日記
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    yuiseki 2008/03/14
  • 電脳物理空間で自由に遊ぶソフトPhun - 勝虫日記

    ソフトウェアは http://www.acc.umu.se/~emilk/index.html で手に入る。 OSX用はないが、WindowsLinux用のソフトウェアがダウンロードできる。 ニコニコ動画でも大人気のようだ。以下はピタゴラスイッチ、Phun版。

    電脳物理空間で自由に遊ぶソフトPhun - 勝虫日記
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    yuiseki 2008/03/14
  • 大きいものは小さく、小さいものは大きい - 勝虫日記

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    yuiseki 2008/02/24
  • 実用化されるといいかも - 勝虫日記

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    yuiseki 2008/02/01
  • evolve = e(外へ) + volve(回転する)だから、進化というより展開 - 勝虫日記

    =>「円形の進化系統樹」 David M. Hillis, Derrick Zwickl, and Robin Gutell, University of Texas らが、つくったもの。 よく観る進化系統樹というと、たとえばヘッケルの進化系統樹で、方向性を持ったものとして描かれる。ひどいのになると、人間を頂点にした図がある。しかし、進化というのは、すべての種において「同じ時」を経て展開されてきたという認識のほうが、フェアだ。

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    yuiseki 2007/12/30
  • リアルというのはこういうのを言う - 勝虫日記

    以前にタイのナコンパトムを訪れたときの写真が出てきたので、紹介する。これ以上にリアルという言葉が当てはまるものはこれまでの人生の中では他にない。実は、この写真のお坊さんは蝋人形である。生ものではない。 http://farm3.static.flickr.com/2127/2080249559_7ac8669086_o.jpg:image:w200 http://farm3.static.flickr.com/2348/2081034976_39e0adf580_o.jpg:image:w113 http://farm3.static.flickr.com/2059/2081034134_3e520369aa_o.jpg:image:w113 もっと高解像度のカメラを持っていたかったと悔やまれる。これが蝋人形であることはフラッシュを使うと分かる。 http://farm3.static.f

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    yuiseki 2007/12/09
  • 博士と研究 - 勝虫日記

    はてな界隈で博士課程にいる人、または博士をとった人、取ろうかなと思っている人がけっこういる。また、そういう学術的な世界に興味を持っておられる方も多いのだろう。そして問題は"どうやったら博士号がとれるの?"とか"博士号がとれたら何ができるの?"ということに興味がおおかた集中している。 博士号は研究成果に対して与えられる。成果とは要するに論文だ。だから、修了条件は"論文として掲載"ということになる。よって「博士研究とは、論文が書けるように、掲載されるように行う」。実に明解だ。 だが、おそらくほんとうの世間的な興味は、"博士号はハック*1できるの?"ということにあるのではないだろうか。できる。いや、しないといけない。多くの偉大な研究者はハッキングして博士号をとり、そして、好きな研究に時間をまわそうとしている。研究するということが、仕事、つまりお金をもらう手段になった時点でそうならざるをえない。研

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    yuiseki 2007/11/04
  • 情報について学ぶ(1) - 勝虫日記

    情報という言葉は、いろいろな場面で使われる。ネットの情報、TVの情報、個人情報、などなど。 情報をキーワードとする研究も各方面でなされている。僕も動物の神経を扱うにあたって、情報ということを考えはするが、情報について学ぶのをさぼってきた*1。 情報について 情報とは何だろうか? 日語としての情報 「情報」という日語は、もともと森 鴎外が、クラウゼヴィッツ(Clausewitz)著『戦争論』の翻訳書(『大戦学理』)で Nachricht の訳語として使用してから一般に使われるようになった用語であり、敵や戦場に関する情況の報告(敵情報告)という意味で用いられた。 http://www.rsch.tuis.ac.jp/~sekiguch/lecture/shiryo/joho.gainen.html ここで、森鴎外が出てくるとは思わなかった。が、やはり、戦争において情報がシビアに必要になるの

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    yuiseki 2007/08/03
    なつかしーー高校生くらいに必死で独学した
  • 苦労、努力というコストには、この時間感覚があるな、と - 勝虫日記

    「努力せよ」という言葉に敏感に反応する人がいる*1。 努力とか苦労とかは、過去に対して誉めるときに使う言葉として意識的に使うほうがよいと、思っている。もちろん、他人だけでなく自分を誉めるときにも使う。 未来について努力とか、苦労とか言うと、それはもう、過去のことを繰り返せと言っているのと同じで、反発が出る。「うさぎとびをして足腰鍛えたから、お前もやれ」というのに対して「そんなことしたら、腰を壊すじゃないか」という反発が出る。同じことを繰り返すのは、退屈で、古くさく、意味がないという考えによってそういう反発が出る。僕もそう思うことはよくある。 先輩に質問したときに「自分でやったのか?自分で調べたのか?」と言われると「何で知ってるのに教えてくれないんだよ、ケチ」と思うことがある。いわゆる教えてくんに自分がなっているわけだが。 「私はこういう努力をしたから、成功した*2。だから、お前も成功したか

    苦労、努力というコストには、この時間感覚があるな、と - 勝虫日記
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    yuiseki 2007/05/06
  • ■ - 勝虫日記

    人生の選択を悩むのは、時間の無駄なのに、悩む。 思考停止すれば、楽になる。 僕の場合、泳げば事足りる。 泳げないときに、自分を思考停止に導くときに次にように考えることがある。 何かを選ぶというのは、そもそも合理的なものではない。 どちらがよりよい選択であるか、情報を集めれば集める程、選択できないものだ。 「水と糧を前にしたロバが、どちらを先にとるか悩んで、結局、餓死する」 という話があるが、生き物はそんなことは悩まずにどちらか好きなほうを選んで生きて行くのである。 哲学ではロバはバカの代名詞らしいが、博士も理屈をこねている間に死んでしまうのか。 もうそこで何とか生きていくしかないという宿命を感じられるとするならば、それは博士の適応能力と言えるかもしれない。 なるようになってしまう、という、決定論の中に自分をおくのは、楽なこともある。 ところで、決定論の中に自分をおく、そもそもおかしな表現

    ■ - 勝虫日記
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    yuiseki 2007/04/30
  • 抽象は隠すことで、捨てることではない - 勝虫日記

    抽象化されたモノは、あるモノから抜き出して他のモノを捨てるというものではないと思う。たしかに、素のモノを再現できるかというとできないわけだが、それは、抽象されたモノからは出てこないだけで、抽象されたモノを手がかりに探すことはできるからだ。 たくさんデータをとって、そこから図表ををつくるというところまでやると、たしかに図表から素データは出てこないが、素データに到達することはできるわけで。単に隠されているだけだ。「一を聞いて、十を知る」というのは、そういうことをやっている。ただ、それができない抽象化されたモノはたくさんある。そういう場合、隠されたところには、どうしても到達できないから、隠されたことに気がつかなくて、ただあるモノしか見えない。だから、「分からない」ということが生じる。 一度同じことを考えたことがある人しか、分からないだろう、などと言うのは、抽象化された結果しか見せてないからで、素

    抽象は隠すことで、捨てることではない - 勝虫日記
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    yuiseki 2007/03/12
  • はてなに学ぶ - 科学思想に染まっているからなのかな。

    経済を語るときに簡単に「〜で決まる」っていうのを見ると、経済学では因果関係が簡単に証明できているみたいで、だまされている感じがしてしまう。取り扱う対象が「実験不可能」な出来事だったり、「証明された!」と言ってても、例は一つだけだったり、説得力不足を感じてしまうのは、僕が、科学思想に染まっているからなのかな。 山形氏が強調したところ。 賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだ。 http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211/p1 これは池田氏が反論したところ「決まる」とは言ってないが、「そういうものだ」という意味で。 普通の経済学では、賃金は労働の限界生産性と均等化すると教えている。 http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/cd4e52fd7cca96ac71d0841c5da0cb

    はてなに学ぶ - 科学思想に染まっているからなのかな。
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    yuiseki 2007/02/14
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