先刻は起きたばかりでワケワカメな文章を載せてしまった。今では反省している。というわけで、もう少しマトモな文章を書いてみよう。 近頃、ぼくは「ヒトクローン肯定論」というテーマで卒論の原案をつくっている。30字くらいで要約すると「技術的な問題さえ解決できれば、ヒトクローンを禁止する倫理的根拠はない」というもの。 「えっ? そうなの?」と驚かれるかもしれないけど、調べた限りでは、倫理学者サイドからの有力なヒトクローン反対論は存在しない。有名どころで例をあげると、加藤尚武さんは「安全性という理由以外で禁止の目的を明示することはきわめて困難」と言っているし、岡本裕一朗さんも「反対する論拠はない」と断言しているし、ほかの方々の反対論も、要約すると「気持ち悪い」「自然な感じがしない」といった検討に値しないような印象論が9割を占めている(残り1割はここでは秘密。卒論でネタにさせてもらうので)。 あと、いち