現在のEthernetの主流は、1000BASE-Tや100BASE-TXだ。しかし、ここでは少し昔の10BASE-Tや100BASE-TXについて話してみたい。なぜなら、筆者個人が未だに10BASE-Tや100BASE-TXを使っているからである。Ethernetの規格は、リピータハブ(共有ハブ)やスイッチングハブを使った星型、スター型のネットワーク構成でPCはハブが備えているPortと一対一で接続される。リピータハブとスイッチングハブとでは、Ethernetの動作が違う。ここでは、リピータハブとスイッチングハブ の動作の違いについて説明する。 1.リピータハブ(共有ハブ) このハブは、またの名を「馬鹿ハブ」とも言われている。名前のように決して馬鹿ではないが、ネットワークを共有するためのタダの中継器である。構造が比較的簡単で値段も安い。PCから信号を受け取り、その信号を自分(送信元)