interface: science and literature 文学と科学のインタフェイス KAZAMA Kenji 風間賢二 オートマトンが怖い| Part 02 風間賢二[かざま・けんじ] 1953年東京生まれ。武蔵大学人文学部卒。 評論家・翻訳家。 早川書房編集部退社後、幻想文学や英米のポストモダン小説の紹介・翻訳に従事。東京都立大非常勤講師。1997年に『ホラー小説大全』(角川選書)で第51回日本推理作家協会賞評論部門受賞。その他の著書に、『ダンスする文学』(自由国民社)、『スティーヴン・キング』(筑摩書房)、『オルタナティヴ・フィクション』(水声社)、『ジャンク・フィクション・ワールド』(新書館)などがある。主訳書に、レイ・ガートン『ライブ・ガールズ』(文春文庫)、アーヴィング・ウェルシュ『スマート・カント』(青山出版)、スティーヴン・キング『魔道師の虹』(角川書店)など多数
文学と科学の インタフェイス 第1回 オートマトンが怖い(1) 風間賢二 一九五九年にC・P・スノーは、『ふたつの文化と科学革命』という有名な講演を行って物議をかもしだしている。その講演でスノーは、「文科系の人間で熱力学の第二法則がどんなものであるかを言えるものがどれだけいるだろうか、それは理科系の人間にとってはシェイクスピアの有名な一節のようなものなのに」と述べたのだ。つまり、いまや文系と理系がふたつの極に派閥化しており、そのうち、互いの言ってることがわからなくなってしまうぞと警告したのである。 もちろん、そうしたスノーの言葉は、一九六〇年代から七〇年代にかけて登場したアメリカのポストモダン作家たち――トマス・ピンチョンやジョン・バース、ロバート・クーヴァー、ジョゼフ・マッケルロイ、ドン・デリーロなどの作品を一読すれば、年寄りの危惧にすぎなかったことは周知の事実。実際、そのあたりの事情は
P12_17 ウェアラブル・システムの普及に伴い、 コンピュータを身につけたときのファッション性という観点が新しいテーマになっている。 今後、コンピュータとファッションはどう結びついていくのだろうか。 そして、それができることによってどのような社会が実現していくのだろうか。 特集 ウェアラブル・ファッション最新事情 ――ここまできた着るコンピュータ photography by Risaku Suzuki 融合するコンピュータとファッション ――メディア・ファッションの可能性 廣瀬通孝 東京大学先端科学技術研究センター教授 構成・文=小原誠之 Interview ひろせ・みちたか 1954年生まれ。システム工学/ヒューマン・インタフェース専攻。東京大学先端科学技術研究センター教授。少年時代に「人工頭脳」という言葉に目を輝かせ、コンピュータ技術の分野へと足を踏み入れた。現在は、新世紀のコンピ
●●● 最新ウェアラブル・ツールに隠された技術力 ●●● かつて“服”といえば寒さから身を守るためのものだった。それがファッションとして自分を表現する手段になり、二一世紀は、コンピュータを身につけるための服になる。 現在、情報端末は小型化・軽量化が進み、「ウェアラブルコンピュータ」の出現によって、服とコンピュータが融合し、それによって、ファッション性やデザイン性、快適性といった面も注目されるようになってきた。 人々の生活を豊かにするという視点から、ウェアラブルコンピュータの最先端技術を紹介するとともに、ここでは東京大学および文化女子大学で催されたファッションショーを中心に身に付けるためのファッションを特集する。 ビブリアム/アレキサンドラ/ギラ 宅配電子図書館。デジタルペーパーというデジタルディスプレイが商品化。どこでも本が読める。メディアサットが上空に待機し本も送ってくれる。衛星や高速回
<body bgcolor=#ffffcc> <a href=WP034-P037.pdf>[case study] 誰でも使えるユビキタス時代のインタフェイス 日立ヒューマンインタラクションラボの取り組み -- 日立製作所 </a> 2020/05/19</body>
special feature...02 Tangible Bits――情報の感触・情報の気配 石井裕 境界線をデザインすることから出発する。すると情報の新たなインタフェイスが見えてくる。 実体化され触ることのできる情報がある。風、光、影、自然界の多様なあらわれがそのまま情報を表現することも可能だ。 われわれは新しい「眼鏡」を手に入れようとしている。 私の研究テーマは、境界線のデザインです。 デジタルとフィジカルの世界の間に横たわる境界線が、その研究対象です。この二つの世界の間には大きな隔たりがあり、現在のグラフィカル・インタフェイスの持つ身体性の欠如、空間の不連続性などの問題から、人々が情報を自然な形で操作・活用することを妨げています。スクリーン上のピクセルとしての情報表現を越えた、新しいインタフェイスの形を探るのが、この研究のゴールです。 [クリアボード] 相手の視線を読みコミュニケー
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