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ブックマーク / akihitok.typepad.jp (291)

  • 三人称視点のライフログを可能にする"MeCam"

    旅先での出来事を写真に撮るだけでなく、日常の何気ない風景を撮影する、べたご飯を記録するなど、「ライフログ」的にあらゆるものを記録に残すことが増えてきましたが、何かを撮影したい時に友人がいるとは限らないので、画像はどうしても「一人称」の視点になりがちです。しかしまるで映画スターか何かのように、三人称視点で自分の日常を記録に残したい……そんな自意識過剰な人がどのくらいいるのか分かりませんが、そんな方々にうってつけのロボット"MeCam"が登場しました: ■ Always Innovating: MeCam すっかりお馴染みとなった4ローター型ヘリコプターの姿をしていますが、サイズに特徴が。ご覧の通り、手のひらに載るほどの小ささで、周囲を飛び回っていても気にならない……っていや無理があるか。しかも騒音もあるし。いずれにせよこの子がユーザーの周囲を飛び回り、搭載されたカメラで撮影してくれるので、

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    yuiseki
    yuiseki 2013/01/28
  • 3Dプリンタ用DRM技術、米国で特許取得

    クリス・アンダーソンも注目の3Dプリンタということで、自宅で銃も作れちゃうなどといった話まで出てきていますが、そうなると3Dデータの流通をどうコントロールするのかという話になります。yomoyomoさんが「3Dプリンタに DRM をかけて物騒なものを作れなくしろという声もいずれ出てくるのでは」と指摘されていて、コリィ・ドクトロウさんの文章も紹介されていますが、恐らく(規制が上手くゆくかどうかは別にして)そんな動きが早晩出てくるのでしょう…… と思ったら米国で特許を取ってました: ■ Übertroll firm awarded patent on adding DRM to 3D printing (The Register) マイクロソフトの前CTO、ネイサン・ミアボルド氏が設立したIntellectual Ventures社の一部門が、3DプリンタにDRMを導入する技術で米特許商標局か

  • 養殖業にキネクトを

    キネクトといえばXbox 360用のゲームコントローラなわけですが、ゲームだけでなく様々な用途に応用できるということで、ロボットの操作から女体化に至るまで意外なアイデアが登場しています。そしてついに、養殖業にまで進出を始めたのだとか: ■ Sight Machine: Aquaculture Research Corporation Testimonial (YouTube) 米Sight Machine社が開発した自動給餌機について。養殖に関する研究を行っている非営利組織Aquaculture Research Corporationのために開発されたもので、ハックしたキネクトを養殖用プールの真上に設置し、水中にいる魚たち(イエローパーチというスズキ科の魚とのこと)の動きを確認。そのデータを蓄積・分析し、行動パターンや生育状態を把握することで、最適なタイミングで給餌を行うことができるのだ

    yuiseki
    yuiseki 2012/09/25
    キネクトを養殖用プールの真上に設置し、水中にいる魚たちの動きを確認。そのデータを蓄積・分析し、行動パターンや生育状態を把握することで、最適なタイミングで給餌
  • POLAR BEAR BLOG

    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    yuiseki 2012/09/23
  • 空の上の民主主義

    民主主義の国であるはずなのに、自分たちの声が政治に反映されない――そんな思いが各国でデモ活動が盛んに行われるようになっている一因なわけですが、一方で選挙という制度を少しでも機能させるためには、投票率を上昇させる努力も引き続き行わる必要があるでしょう。それには従来以上に選挙を身近なものにしてゆかなければなりませんが、ヴァージン・アメリカ航空がこんな試みを行ったとのこと: ■ Virgin America offers voter registration at 35,000 feet (Springwise) 米国では18歳以上の市民が大統領選挙での投票権を持っていますが、投票するためには事前に「有権者登録」を済ませておかなければなりません。登録はオンラインでも可能なものの、人間は質的にグズな存在ですから、やろうやろうと思っていても結局やらないことが多いもの――ということでヴァージン・アメ

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    yuiseki 2012/09/19
  • 政治広告の裏側を見抜くアプリが登場

    世はまさにアプリ時代。ゲームから勉強、運動、健康管理、さらには有権者の個人情報収集までアプリでできてしまいますが、ついに政治広告の裏側を暴いてくれるアプリが米国に登場したとのこと: ■ Super PAC APP テレビの音を拾うだけで、画面上で流れているのが何の番組かを把握、その番組に「チェックイン」することを可能にするShazamというアプリがあるのですが(他にも類似アプリが存在します)、Super PAC APPも同様の解析を行ってくれます。ただし識別するのは政治的意見に関するCM。識別した上でそのCMの広告主(政治団体)は誰か、彼らはどのような主張をしていて、誰を支持しているのか、どのくらいの資金力があるのかといった情報を教えてくれる、という仕組みです。 さらに特定されたCMに対して評価(好ましい、公平である、疑わしい)を行ったり、コメントをつける機能も提供されています。なのでCM

    政治広告の裏側を見抜くアプリが登場
  • ヘイトツイートにはツイートで?

    これは恐らく賛否両論の取り組みだと思いますが……あるアーティストに対するヘイトスピーチに対抗するため、ツイートによる反論を促すサイトがオープンしたとのこと: ■ Using Twitter To Troll Frank Ocean’s Homophobic Haters (Fast Company) そのアーティストとは、ラッパーのフランク・オーシャン(Frank Ocean)。7月4日にゲイであることをカミングアウトしたのですが、残念ながら揶揄や誹謗中傷を行うツイートがTwitter上にあふれることとなりました。それに胸を痛めた5人のスウェーデン人デザイナーがオープンさせたのがこちらのサイト: ■ Hate Tweets of Frank Ocean アクセスして最下部にあるリンクをクリックすると、次のようにフランク・オーシャンに対するヘイトツイートが表示されます: 最上部にあるユーザー

    ヘイトツイートにはツイートで?
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    yuiseki 2012/07/14
  • ゲームの必勝法を「見て」編み出す機械

    適切なフィードバックを与えることで、機械自らに正しい答えを考えさせる機械学習の世界。先日もMUNI(サンフランシスコ市営鉄道)が機械学習を応用した新しい監視カメラシステムを導入し、映像から自動的に不審者を割り出す試みを行っているというニュースがありましたが、Wired UKの記事によれば、今度はゲームをプレイしている映像を見せるだけで、必勝法を編み出すことのできるプログラムが開発されたとのこと。 開発したのはパリ・ディドロ大学(第7大学)のコンピュータ科学者、Łukasz Kaiser氏。四目並べ(Connect 4)や五目並べといった簡単なパズルゲームを遊んでいる映像(勝ち負けがつくパターンや引き分けで終わるパターンなど数種類)を用意し、それを画像解析技術を通じて機械に学習させることで、たった2分間の映像だけで勝ち方を考えさせることができるのだそうです。 しかも面白いことにこのプログラム

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    yuiseki 2012/07/12
  • ロボット・ペースメーカーとジョギングを

    SF映画のロボットといえば銃器で人を殺しまくるというのが相場なわけですが(偏見)、現実のロボットは人を健康にしてくれる場合もあるようです。オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)が、ジョギング中のペースメーカー(ペースランナー)になってくれるロボット"Joggobot"を開発中とのこと。 開発を行っているのは、RMIT内に設置された"Exertion Games Lab"という研究プロジェクト。ペース「ランナー」といってもASIMOのような二足歩行型ロボットを作っているわけではなく、パロット社が販売中のカメラ搭載型ラジコンヘリ"AR Drone"をベースに、走者の前をフワフワと飛びながら先導してくれるというロボットになります。 いくつか映像が公開されていますので、それを見ていただいた方がイメージがつかみやすいでしょう: それからこちらも: 走者が着ているTシャツには四角形のマ

    ロボット・ペースメーカーとジョギングを
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    yuiseki 2012/06/30
  • ドローンのハッキング方法が暴かれる

    ドローン(Drone)の俗称で呼ばれる無人航空機。パイロットが遠隔操作するラジコン型から、完全自律型までさまざまなタイプがありますが、既に実用化されて米軍などで活用されていることはご存じの通り。しかしそのハッキング方法が暴かれたということで、米国で物議を醸しています。 第一報を報じたのは米FOXニュース。それによると、ハッキングに成功したのはトッド・ハンフリーズ博士率いるテキサス大学オースティン校の研究チームで、小型のヘリコプター・ドローンをスタジアムに飛ばしてデモを行ったとのこと。もちろん彼らは違法な研究を行ったわけではなく、米国の国土安全保障省(Department of Homeland Security)の要請でドローンの脆弱性を調べる調査(賞金は1000ドルだったとか)を行い、見事ハッキングを成功させたという次第です。 気になるハッキング方法ですが、スプーフィング(なりすまし)と

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    yuiseki 2012/06/30
    5年から10年のうちに3万機のドローンが空を飛ぶようになる可能性がある
  • ツイッター・プロパガンダを見分ける4つの特徴

    相変わらず日では選挙活動におけるネット利用が認められていませんが、米国では既に常識。バナー広告からソーシャルメディアのクチコミに至るまで、様々な形でネットが活用されています。そうなると気になるのが、ある書き込みがユーザーの心なのか、それともプロパガンダに近い宣伝なのかという点――ということで、ジョージア工科大学が過去のデータを分析し、ツイッター上のプロパガンダを見分ける4つの特徴を発見したとのこと: ■ Four Telltale Signs of Propaganda On Twitter (Science Daily) ジョージア工科大学のNick Feamster准教授らによる研究結果について(ちなみにオリジナル論文のPDFはこちら)。彼らは2010年に行われた連邦議会上院議員選挙のネバダ州での状況と、2011年の債務限度額引き上げをめぐる議論の状況を分析。具体的には、それぞれの

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    yuiseki 2012/06/07
  • LinkedIn、パスワード流出とデータ不正収集

    ビジネス向けSNSとして日でもユーザーを伸ばしているLinkedIn(リンクトイン)が揺れています。ハッキングによって約650万件のパスワードが流出、さらにiOSアプリでユーザーの同意なくデータを集めていた事実が明らかになったとのこと。 まずパスワード流出ですが、第一報を報じたのはノルウェーのウェブサイト、Dagens IT。残念ながらノルウェー語は分かりませんが、Google Translateで翻訳したリンクを掲載しておきます: ■ Change passwords on LinkedIn, Now! (Dagens IT) Two days ago a package on the 6.5 million encrypted passwords posted on a Russian hacker site. Those who posted it wanted help to c

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    yuiseki 2012/06/07
  • Studygiftと理想の大学生

    語りつくされた感もありますが、Studygiftのことについて少し。初耳だよという方のために簡単に説明すると、いわゆるクラウドファンディングのサービスで、何らかの理由で学費が払えない学生さんに対して寄付が行えるというもの。CAMPFIREの学生版、などという例え方をされる場合も多いです。 そしてStudygiftで支援する学生第一号として選ばれたのが、Google+で一時期日人フォロワー数第一位になったこともある坂口綾優さん。あっという間に支援が集まり、サポーター190人から95万円を集めて支援目標額を達成しました。ちなみに寄付を行った支援者に対しては、「ニュースレターの配信」や「サポーター集会への参加」といった対価(?)が提供されるとのこと。 とここまでは簡単な構図なのですが、坂口さんが成績の低下から奨学金を停止されていたこと、勉強だけでなく遊びにも力を入れたいと(感じられる文章を)書

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    yuiseki 2012/05/22
  • Facebookのプロフィール写真から被写体を識別するアプリ"KLIK"

    「ソーシャルメディアにアップされているプロフィール写真を基にすれば、被写体が誰かを判別できるんじゃね?」という発想は以前からあって、具体的なアプリが登場し始めているのですが、すぐに試してみることのできるiPhoneアプリがリリースされたとのこと: ■ Facial Recognition App IDs Your Friends Using Facebook (Mashable) その名は"KLIK"。Facebookのプロフィール写真を基にして、映像に写る人物のFacebook IDを判別してくれるカメラアプリです。日からも無料でダウンロードできる!ということで、早速試してみました。 インストールしてアプリを立ち上げると、まずFacebookのアカウントと連動するように求められます。実は顔認識をできる相手は、自分がFacebook上で友達として登録しているユーザーのみ。これはセキュリテ

    Facebookのプロフィール写真から被写体を識別するアプリ"KLIK"
  • 世界中の街角が目覚ましになる"Anywake"

    残念ながら日からはダウンロードできないのですが、面白いアイデアの目覚ましアプリがルフトハンザ航空から公開されています: ■ Anywake – Where will you wake up tomorrow? アラームを解除するのを難しくする(無理やりアタマを働かせる状況にする)、早起きすると何か良いことが起きるようにする(インセンティブを設ける)など、様々なアイデアの目覚ましアプリが登場していますが、この"Anywake"はその両方を備えているもの。しかもなかなかロマンチックな味付けがされています。 まずはアプリを起動して、アラーム時間の設定。ちょうどアナログ時計のように、円の周囲をスワイプして時間を合わせるというデザインになっています: そして指定された時間になるとアラームが鳴るわけですが、その音というのが「ランダムに選ばれた世界中の街角の音」になります。公式ページでサンプルが聴ける

    世界中の街角が目覚ましになる"Anywake"
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    yuiseki 2012/04/26
  • 虐殺とプライバシー

    些細なデータの山でも高度な分析を行うことで、女性買い物客の出産予定日まで分かるという時代になっているわけですが、それはとりもなおさずプライバシー侵害への懸念が高まることも意味しています。もちろんプライバシーを守ることは重要な問題であるとはいえ、その対価として得られるものが非常に大きくなる場合にはどう考えるべきなのでしょうか: ■ Bizarre Insights From Big Data (New York Times) 中でこんな話が紹介されています: A few years ago I was speaking with the founder of an African mobile phone company, called CellTel. He told me that his company realized that they could predict the loca

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    yuiseki 2012/03/30
  • データを集めるゲームたち

    大量のデータを分析し、隠れた情報を明らかにするという「ビッグデータ」の時代が到来した――とはいうものの、やっぱりどうにかしてデータを集めてこなければ何も始まらないことは変わりありません。幸いオープンガバメントなど、データ共有を進めようという動きが起きているわけですが、そもそもデジタルデータになっていない情報をどう集めるのか。1つの方向性として、こんな研究が行われているそうです: ■ 'Ghost Hunter' game lures players to take pictures for researchers (msnbc.com) ノースウェスタン大学の研究者らが開発したAndroidゲームアプリ"Ghost Hunter"について。地図に表示されるゴーストを追いかけるというゲームなのですが、もちろんただのゲームを研究者が開発するはずもなく、このアプリには別の役割が与えられています

  • VRでジャーナリズムを

    先日NHKの番組でも取り上げられていた「シリアスゲーム」。ゲーム体験を通じて現実世界の問題に対する理解を深めよう、という試みですが、今年のサンダンス映画祭で発表されたこの作品もその1つと考えられるかもしれません: ■ Hunger in Los Angeles | Sundance Film Festival ニューズウィーク誌の特派員だったNonny de la Peñaさんという方が「開発」した作品。実は大勢がスクリーンで観て楽しむような映像ではなく、ヘッドマウントディスプレイとヘッドホンを通じて体験する、バーチャルリアリティ(VR)作品となります。上記のページには"Immersive Game Environment"、つまり「没入型ゲーム環境」という文言が掲げられていますね。 ではいったいどんな内容なのか、ハフィントンポストの解説を引用すると: ■ 'Hunger In Los A

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    yuiseki 2012/02/02
  • 「成功とは生み出すものというより、発見するもの」

    ポール・グレアムが創業し、「養成型」のVCとして日でも名前が知られるようになったYコンビネーター(Y Combinator)。彼らのサイトにSOPAを支援した米エンターテイメント産業を挑発するような一文が掲載され、賛否両論を招いています: ■ RFS 9: Kill Hollywood (Y Combinator) 「ハリウッドを殺せ」という攻撃的なタイトルで、その終焉を加速させるようなスタートアップに投資するという姿勢が示されています。3行目から終わりまでを適当に訳してみましょう: どうやって映画産業やテレビ産業を殺すのか?より正確に言えば、何が彼らを殺すのだろうか?恐らくは、彼ら自身が「殺される」と感じているもの(ファイル共有サービス)によってではないだろう。映画テレビを殺すのは、より良いエンターテイメントなのだ。であるとすれば、答えは自分自身に聞けば良い。20年後、人々はどんな楽

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    yuiseki 2012/01/21
  • 実は3Mっていろいろもったいないという話。

    先日住友スリーエムさん(以後3Mと略します)とのブロガーイベントが開催され、何名かのブロガーさんと一緒に同社の用賀オフィスにお邪魔してきました。この記事はそれに基づく記事広告となります。 ***** 「3M」と言われた時に、どんな製品やサービスが頭に浮かぶか。それは恐らく、回答者の属性によって大きく異なることでしょう。例えばオフィスワークをしている人なら「ポスト・イットの会社」、家事をしている人なら「スコッチ・ブライトの会社」、医療関係者なら「あの医療用品の会社」といった具合です。それも当然、実は3Mが現在扱っている製品/サービスの合計は、3万種以上にもなるとのこと。正直な話、僕もポスト・イットとスコッチ・ブライトぐらいは知識があったものの、ここまで幅広い商材を扱っているとは思いもしませんでした。 実はこんなマルチタッチ式のスクリーンまで! 当日はその中から数分野の担当者の方々が集まり、最

    実は3Mっていろいろもったいないという話。