高校のとき数学の先生がよく授業の合間に雑談をしてくれた。そのなかで聞いた豊臣秀吉の話しが面白かったのでいろいろ絡めて紹介。 あなたはいきなり鬱蒼とした森に連れてこられて、「あの山に生えている樹の本数を可能なかぎり正確に数えてこい」って命令されたらどうしますか? もちろん秀吉の話しなので部下はそれなりにたくさん居るとします。 山の表面積を計測して、ランダムに区画を選んでその中の樹を数えて、ひと山の概算をしますか? それとも部下を何グループかに分けて麓から地道に樹の本数を数えながら登らせますか? 秀吉はどっちの方法もとらず、さらに精度が良い方法で樹の本数を部下たちに数えさせました。 それはこんな話し。 豊臣秀吉はあるとき、一つの山に何本の樹が生えているか調べるという任務を仰せつかった(理由は建築資材の見積もりだったかな?)。ひと山は広い。いちいち数えていたのでは何日経っても終わらないし、重複し