世界が注目する気鋭のVR研究者が語る「身体の未来」 「人類の進化は道具の進化と言っていいでしょう。人類は道具を使って体格差を克服してきました。道具がなければマンモスは倒せなかったわけです。それを突き詰めると、この世の中から「disabled people」という言葉が無くなります。ヒュー・ハー教授の言葉を借りれば、今世の中にあるのはdisabled technology。技術が発達すれば世の中の見方やシステムのあり方も変わってくるでしょう」 こう熱弁を振るうのは東京大学の稲見昌彦教授。背景が透けて見える「光学迷彩」や眼球運動の観測が可能なメガネ、JINS-MEMEなどの開発者として世界中から大注目を浴びている気鋭のVR研究者です。 先日、その稲見教授を、本学の杉山学長が主宰する「テクノロジーカルチャーラボ」に招き、「身体の未来」と題した特別講義が行われました。その講義内容をダイジェストでご