空気圧を用いた産業用ロボットの仕組みを手軽に学べる,fischertechnik製 空気圧ロボットキットについて紹介します.このキットでは,コンプレッサーやソレノイド,シリンダーといった空気圧制御の基本機構を組みあわせて,四種類の産業用(?)ロボット(自動ドア,ソーティングマシン,グリッパー,プロセスセンター)を構築することができます.ここでは,実際の動作ムービーなどを示しながら,空気圧の基本的な活用方法について説明します. fischertechnikは,ブロックを組み立てることでさまざまな日用品や工業製品の構造を学ぶことのできるキットを多数販売しています.fischertechnikのキットは,以下のような特徴を持っています. ブロック同士の接続が頑強. -LEGOをはじめとした一般的なブロックは凸部と凹部を直線的にはめ込む形状が一般的です.一方,fischertechnikのブロック
現在幅広く普及しているSonyのFelica系の非接触ICカード(SUICA, Edyなど)のIDなどを読み取れるPasoriというFelicaリーダーについて紹介します. PasoriはAMPMの店頭などで手軽に購入することができ,価格も3000円程度と安価な製品です. SUICAやEdyが既に幅広く普及しており,価格も一枚500円程度であることを考えると,RFIDシステムとしてみても魅力的です. ここでは,PasoriとFelica系の非接触ICカードをRFIDシステムとして利用して,カードのIDに応じて任意のプログラムを起動することができるシンプルなソフトウェアを作ってみました.PasoriとSuicaさえあれば,誰でも簡単に試すことができます.
ここでは,Digi International製の無線通信モジュールXBeeを,無線センサとして手軽に扱うためのミドルウェア「XBeeServer」を紹介します. XBeeは,IEEE 802.15.4に準拠した小型の無線通信モジュールです(図1).パソコンとUSBなどで接続して,ファームウェアを書き換えることで,「ピアツーピアの無線シリアル通信モジュール」や「メッシュ/スターネットワークを形成するZigbee 互換の無線センサモジュール」として利用することが可能です.図2に,無線センサシステムとしてXBeeを利用する様子を示します. XBeeServerは,XBeeを無線センサモジュールとして使う場合に焦点を絞り,XBeeデバイスの動作状態を確認できるGUIと,TCPサーバーを一体化したソフトウェアです(図3).Xbeeデバイス(に接続されたセンサ)の状態は,TCPソケット経由でシンプル
DMX512(以下,DMX)は,舞台照明/演出装置を制御するためのRS485 互換の通信規格です.DMX システムは,さまざまなDMX デバイス,それらを制御するためのDMX コントローラ,およびパソコンと接続するための通信インタフェース(以下,DMX インタフェース)から構成されます(図1, 図2).DMX デバイスは,フルカラーLED 照明から特殊な演出装置(e.g. フォグマシン/バブルマシン)まで多岐にわたっており,特に色彩や雰囲気を演出する本格的な照明環境の構築に適しています. DMXServerは,DMXデバイスの動作テストに便利なGUIと,TCPサーバーを一体化したソフトウェアです(図3).TCPソケット経由でシンプルなテキストメッセージを送信するだけで,DMXデバイスを手軽に制御することができます.また,DMXコントローラの操作を検出することも可能です. MobiServe
生活環境で利用する実世界指向インタフェースを開発するためには,さまざまな規格の入出力デバイスを活用する必要がありますが,それらの使い方を覚えるのは面倒です. そこで,ここでは,さまざまな入出力デバイスを同一の作法で手軽に扱うことができるミドルウェア群「MobiServer」を紹介します.MobiServerの対象とするデバイスの一例を図1に示します. MobiServerの仕組みは,以前公開したPhidgetServerを拡張したもので,(1)デバイスの動作テストを行うためのGUIと(2)TCPソケット経由でデバイスを制御するサーバーから構築されます(図2).表1に示すような,シンプルなテキストメッセージを送受信するだけで,さまざまな環境・言語から手軽にデバイスを制御することができます.次に,MobiServerの具体的なソフトウェア群を紹介します. 2010/07/17: XBeeSer
USBカメラをWindows環境で利用するためには,主に二種類の方法があります.一つはVideo for Windowsを利用する方法,もう一つはDirect Showを利用する方法です.今回は,後者のDirectShowを利用して,C#でUSBカメラを制御する方法を紹介します.このプログラムは,以下のような機能を持っています. USBカメラのプレビュー USBカメラから静止画をキャプチャ&保存 USBカメラから動画をキャプチャ&保存 キャプチャした動画の再生 USBカメラのプロパティを変更(色調,ズームなど) ここではまず,DirectShowの基本的な用語などをまとめ,次に機能ごとにプログラムの大まかな流れを説明していきます.より詳しい内容については,サンプルコードや参考URLを参照してください. なお,動作確認環境は以下のとおりです.他のUSBカメラでもおそらく動作すると思いますが,
近年,Web 上でファッションを楽しむ為のサイトが急増しています.たとえば,ファッションを楽しむための コミュニティサイトであるFashionSNS にユーザの持つ洋服を公開することで,同じファッションを好む人 達が集まって新しい交流の場が生まれています. ネットオークションでは,ユーザが不要な洋服を出品し, 他のユーザがほしい洋服を通常より安く購入できます. しかし,手持ちの洋服の写真を撮ってパソコン/Web上で管理するのは,大変面倒な作業であったため,多くのユーザはこうした情報を閲覧することしか行っていませんでした.そこで,本研究では,ユーザがフックに洋服を掛けるだけで,手軽に洋服を撮影/デジタル化して,Web上にアップロードすることができるシステム「タグタンス」を提案します. ※Mashup Award 6で優秀賞を獲得しました.エントリーサイトはこちら. タグタンスは,家庭で一般的
Active Beltは,モバイル環境において,方位情報を含む多ビットの触覚情報提示を実現するベルト型ウェアラブル・インタフェースです.触覚による情報提示はユーザの活動を阻害しにくいため,常時利用に適していると考えられますが,従来のモバイル環境での触覚情報提示手法の多くは,携帯電話のバイブレータのように,注意喚起程度の用途で利用されることが多かったように思われます. Active Beltはベルトに方位センサー,GPSと複数のアクチュエータを装着し,方位情報を伴う触覚情報提示を実現します.パーソナル・ナビゲーションなどのさまざまな位置依存情報サービスと連携したアプリケーションを考えています. 上述したようなデバイス構成に基づいたActive Beltのプロトタイプを紹介します(図2).地磁気センサー(NECトーキン製 TMC3000NF)とGPS (Sony製 IPS-5100G)をベルト
Phidgets は,一般的なWindows PC(Mac/Linux)などから手軽に扱うことができる,USB接続のセンサ/アクチュエータ群です(図1, 2).センサの種類もなかなか豊富で扱いやすいため,ちょっとした実世界指向システムを開発するのに適しています. PhidgetServerは,Phidgetsデバイスを手軽に制御できるGUIと,TCPサーバーを一体化したソフトウェアです(図3).たとえば,TCPソケットを利用できる全ての言語(たとえばRubyなどのスクリプト系言語やFlashなど)から,容易にPhidgetsを制御することが可能です.また,遠隔地のPCに接続されたセンサーデータを定期的に取得したりすることもできるでしょう.図4に,telnetでPhidgetServerに接続した際の様子を示します.
ちょっとしたデバイス(ハードウェア)制作に役立つTIPSや,面白いインタフェースの作成に使えそうなセンサーやアクチュエータの概要・使い方などをメモしていきます. 2008/10/19: MobiServerを公開しました.手軽に実世界指向インタフェースを構築できる「日曜ユビキタス環境」を目指して,さまざまな入出力デバイスを同一の作法で手軽に扱うことができるミドルウェア群を紹介します. 2008/10/2: カメレオンペンダントを公開しました.Make 日本語版 vol.5 にて紹介した,衣服の色に染まるLEDペンダントのサポートページです.カラーセンサを制御するマイコン用ソースコードや回路図などをダウンロードできます. 2007/9/27: タイムスライスカムを公開しました.Make 日本語版 vol.3 にて紹介した,複数のWebカメラをネットワーク経由で制御して,タイムスライス効果を手
近年,ユビキタス・コンピューティングやセンサー・ネットワークといった言葉を,さまざまなところで目にするようになってきました.これ らは,さまざまなセンサー・アクチュエーター,小型コンピュータを生活空間に配置し,それらを組み合わせた新しいユーザ・インタフェースやサービスの構築 を目指しています. 現在のPCの入出力インタフェースは,マウス/キーボード/ディスプレイにほとんど固定されてしまっていますが,こうしたさまざまなデバイスを組み合わせることで,身体的な動作や周辺的な情報を活用した,より豊かなユーザ・インタフェースを構築できる可能性があります. その一方,こうしたユビキタス的な実世界システムはハードウェア/ソフトウェアの双方の開発を伴うため,個人が取り組むには敷居の高い領域でした. もし,日曜プログラミングのような形で,思い立った時に手軽にさまざまなセンサ・アクチュエータなどを組み合わせた
首振り機能を持つUSBカメラを制御して,秋葉原の風景を超広角にパノラマ合成したWebカムです. スライダーで過去の画像を,マウスオーバーで詳細画像を見ることができます. パノラマ画像の作成は,パノラマカムを用いています.
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