復旦大学の高分子化学の彭慧勝教授のチームが、劣化したリチウムイオン電池を復活させる技術を開発した。1824回充放電をし、85%にまで劣化したリチウムイオン電池を処理し、1万1818回まで使っても96%を維持した。この成果は「ネイチャー」に発表されたと上観新聞が報じた。 劣化したリチウム電池を蘇らせて30年使う 一般的なリチウムイオン電池は1000回から1500回充放電を繰り返すと、容量が80%を切り、自動車やスマートフォンに使うには使い勝手が悪くなる。いわゆるバッテリーの寿命で、新しいバッテリーに交換するしかない。自動車の場合、8年から12年、スマホの場合3年から4年ほどでバッテリー交換が必要になる。 しかし、復旦大学で開発された技術を使うと、このような劣化したバッテリーを復活させることができ、さらに延命をして1万回以上充放電を繰り返すことができるようになる。これは自動車の場合、123年使
