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ブックマーク / tamakino.hatenablog.com (10)

  • 劣化したリチウム電池を復活させる技術が登場。スマホなら32年バッテリー交換不要に - 中華IT最新事情

    復旦大学の高分子化学の彭慧勝教授のチームが、劣化したリチウムイオン電池を復活させる技術を開発した。1824回充放電をし、85%にまで劣化したリチウムイオン電池を処理し、1万1818回まで使っても96%を維持した。この成果は「ネイチャー」に発表されたと上観新聞が報じた。 劣化したリチウム電池を蘇らせて30年使う 一般的なリチウムイオン電池は1000回から1500回充放電を繰り返すと、容量が80%を切り、自動車やスマートフォンに使うには使い勝手が悪くなる。いわゆるバッテリーの寿命で、新しいバッテリーに交換するしかない。自動車の場合、8年から12年、スマホの場合3年から4年ほどでバッテリー交換が必要になる。 しかし、復旦大学で開発された技術を使うと、このような劣化したバッテリーを復活させることができ、さらに延命をして1万回以上充放電を繰り返すことができるようになる。これは自動車の場合、123年使

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  • DeepSeekがGPUの制限を突破するのに使われたPTX。その制約が突破の原動力になった - 中華IT最新事情

    DeepSeekはトレーニングコストが従来の1/10。それには冗長計算の8割をカットするという努力が必要だった。米国政府は中国に対してGPUの制限をかけ、それをDeepSeekチームは突破をしたと量子位が報じた。 冗長計算を8割カットしたDeepSeek DeepSeekがなぜ1/10のトレーニングコストでGPTと肩を並べる大規模言語モデル(LLM)を開発できたのか。その答えはひとつではない。その技術詳細を開設した「DeepSeek-V3 Technical Report」(https://arxiv.org/abs/2412.19437)は、最適化技術のカタログのようになっている。開発チームはありとあらゆる最適化を試みて、最終的に冗長計算の80%を削減することに成功したと主張している。 GPUをハックしたDeepSeek その中でもハイライトとも言えるのが、CUDAから下りてPTXによる

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  • 知られざる王小雲。米国の暗号学的ハッシュ関数MD5、SHA-1を過去に葬り去った女性研究者 - 中華IT最新事情

    第4回未来科学大賞で多額の賞金が、数学者、王小雲に授与され、彼女の名前がにわかにメディアに注目をされた。王小雲は2004年に米国のハッシュ関数「MD5」の脆弱性を発見した研究者だったと資訊咖が報じた。 ネット社会に必須のハッシュ関数 デジタル時代、ハッシュ関数はさまざまなところで使われる。最もよく知られているのは、パスワードの保管や書類の改竄検知などだ。 ハッシュとは「混ぜこぜ」という意味で、元のデータを混ぜこぜにして、まったく別のデータに変換をしてしまうというものだ。例えば、「元の数値を2倍にして1を引く」という単純なアルゴリズムでもハッシュ関数に近いことができる。2であれば3になるし、7であれば13になる。元の数字とは異なったものになる。 しかし、これでは何かの役に立つことはできないため、暗号学者、数学者たちは、複雑なアルゴリズムを考案し、ハッシュ関数としてさまざまな応用をしてきた。こ

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  • ファーウェイの天才少年が開発をした自律走行する自転車。一人で4ヶ月で開発 - 中華IT最新事情

    ビリビリの配信主「稚暉君」が公開した動画が話題になっている。自律走行をする自転車を週末の空き時間を利用して、わずか4ヶ月で開発したというものだ。稚暉君はビリビリの人気配信主であるだけでなく、ファーウェイの天才少年プロジェクトにも選ばれた人。すでに商品化してほしいという声が相次いでいる。 自律走行自転車を開発したのはファーウェイの天才少年 ビリビリの配信主「稚暉君」(ジーホイジュン)が、動画を公開したのは6月6日。すでに300万回以上再生されている。稚暉君は以前から科学やテック系の動画を公開している人気配信主。 この稚暉君の名は、彭志輝(ポン・ジーホイ)さん。2018年に電子科技大学を卒業し、2020年にファーウェイの天才少年プロジェクトで合格をし、高給でファーウェイに入社をした。 https://www.bilibili.com/video/BV1fV411x72a/?spm_id_fr

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  • 原告と被告、裁判官がネットで繋がる遠隔裁判。書記官は人工知能 - 中華IT最新事情

    杭州市西湖区人民法廷で、裁判官一人だけの裁判が開かれた。原告と被告は遠隔地にいて、テレビ通話で結んで裁判が行われた。アリババDAMOアカデミーでは、判例を深層学習させたAI裁判官の試験運用も始めていると中国新聞網が報じた。 原告、被告、裁判官をネットでつなぐ遠隔裁判 2018年4月、浙江省杭州市西湖区人民法廷で、奇妙な裁判が行われた。商取引に関する紛争の一審が行われたが、原告は自宅におり、被告は1200kmも離れた弁護士の事務所にいて、双方は法廷にオンラインで接続して対面をした。法廷には書記官もいない。人工知能が代替している。法廷にいるのは裁判官一人だけの「一人法廷」がアリババの技術により可能になった。 ▲杭州市で開かれた「一人法廷」。原告と被告は遠隔地からテレビ通話システムで出廷をした。書記官はAI。アリババでは和解案や判決案を提示するAIの試験運用を始めている。 人工知能裁判官も試験運

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  • 重慶市がサイバーパンクの街として人気の旅行先に - 中華IT最新事情

    中国で「ブレードランナー2049」などのサイバーパンク系映画が人気になっている。その影響で、重慶市への観光旅行客が増えているという。重慶市がまるでサイバーパンク映画に出てくるような街だからという理由だと曹操自游行が報じた。 SF映画のモデルは重慶市? 中国でこの数年、サイバーパンクSFドラマ、映画がヒットをしている。「ウェストワールド」「ブレードランナー2049」「アリータ:バトルエンジェル」などが人気で、ちょっとしたサイバーパンクブームになっている。 このようなSF映画には、アジアの都市をモデルにした都市景観が出てくる。無秩序に発展した都市とサイバーパンクの未来像が合致するからだ。以前は、新宿歌舞伎町や香港をイメージしたものが多かったが、最近、中国人の間でささやかれているのが、重慶市をモデルにしているのではないかということだ。 実際、重慶市にはユニークな都市景観が多く、重慶市を訪ねて、

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  • 杭州市から渋滞が消えた!人工知能が交通信号を制御する - 中華IT最新事情

    浙江省杭州市も渋滞の厳しい街だった。古都であるため、片側一車線という狭い道が多い。そのため、ちょっとした渋滞が瞬時に波及して、市全体の交通が麻痺状態になることがたびたび起こっていた。2012年以前は地下鉄がなく、公共交通はバスのみだったため、都市が抱える最大の課題になっていた。そこで、2017年「ET都市ブレイン」を導入して、人工知能が動的に交通信号を制御するようにしたところ、渋滞が嘘のように消え去ったと上遊新聞が報じた。 静かな古都が戻ってきた 浙江省杭州市から交通渋滞が消えた。渋滞はもはや中国都市の風物詩。多くの都市では、ナンバー末尾による市内流入規制をしているが、それでも慢性的な渋滞が当たり前で、ひとたび交通事故でも起これば、その渋滞があっという間に市内全域に波及する。 風光明媚な観光都市杭州市も昨年まではそうだった。特に2012年までは地下鉄がなかったので、市民はバスかタクシーを利

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  • 指紋認証式電子ロック錠を次々とハッキング。問われるドアロック製品の品質 - 中華IT最新事情

    中国で自宅用の指紋認証式の電子ロック錠が売れている。指紋センサーをドアノブに組み込んでいる例が多く、ドアノブを握りながら指紋認証で解錠ができる。その電子ロック錠の展示会に、ある女性が現れ、小さな黒い装置を使って、電子ロック錠を次々とハックして解錠するという事件が起きた。簡単な装置で破れる電子ロック錠の存在に、業界も消費者も驚いていると北京青年報が報じた。 売れている電子ロック錠 中国で進む生体認証。決済時に顔認証を利用することは珍しくなくなっており、指紋認証もごく普通に使われるようになっている。 最近、売れているのが、ドアの電子ロック錠だ。従来の鍵を回して開ける方式ではなく、暗証番号や指紋認証で開けられる。また、顔認証の電子ロック錠も販売されている。鍵を持ち歩く必要がないので、鍵をなくす心配がない。オートロック方式であっても、鍵をいつも持っていないと閉め出されるという心配もなくなる。うまく

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    yuiseki
    yuiseki 2018/07/13
  • モバイル革命で衰退したものワースト10(上) - 中華IT最新事情

    2007年にiPhoneが登場して以来、モバイル革命が進行しているが、その中で、売れなくなった商品、消えゆく商品もある。尋空的啓示録が消えゆく商品、現象を10挙げている。今回は、そのうちの5つを紹介する。 キャンディー、ガム 米国でiPhoneが登場してから10年で、スーパーでのキャンディーの売れ行きは15%も落ちている。レジ前の棚に置かれているキャンディーやガム、電池といった小物商品が売れなくなったからだ。 レジ前商品は、レジ待ちの行列に並んでいるときに目につき、ついついカートに入れてしまう。それが、スマートフォンが普及してから、行列しているときにスマホをいじるようになり、レジ前商品に注意がいかなくなったからだ。 さらに、中国ではスマホ決済が普及をし、レジ待ちの行列自体がなくなりつつある。余計に売れなくなっているという。 ▲スーパーレジ前の棚にはガムやキャンディー、電池などが置かれること

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  • 手数料ゼロでも利益が出るアリペイの秘密 - 中華IT最新事情

    の電子決済と異なり、中国QRコードスマートフォン決済「アリペイ」「WeChatペイ」は、加盟店手数料などが原則不要だ。それでなぜ利益を上げられるのか。今日頭条が報じた。。 踏んだり蹴ったりの電子決済 日で電子決済が広まらない理由。それは手数料だ。加盟店は一般的に3%から5%程度の手数料を支払わなければならない。お客さんが1000円のランチべても、電子決済で支払われたら、実質の実入りは950円で、50円は決済運営企業に支払わなければならない。 これは、ギリギリのコスト、ギリギリの利幅で経営している小規模飲店にとって、かなりきつい。電子決済をする客が増えてきたら、値上げをせざるを得なくなり、値上げをすれば客数が減り、客数が減れば売り上げが下がるという悪い循環に入ってしまうのではないかという恐怖がある。 そのため、飲店では、電子決済に対応していることを積極的にアピールしないことも

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