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ブックマーク / www.10plus1.jp (15)

  • WebGIS・SNS・ビッグデータが描く都市の諸相

    一般的に、表やグラフと比べて、地図にはより多くの情報を表現できる。2次元地図であっても、単なる階級区分図を描くのではなく、円グラフや記号と組み合わせることで、複数の地理的な事象を同時に表現し、地図の"読み手"に伝えることができる。地理情報システム(GIS、Geographic Information System)の登場と、ブラウザ上で動作するさまざまなWebGISの開発によって、高精細な地図を誰でも簡単に描くことができるようになり、"描き手"側のハードルは大幅に低くなっている。 GISで地図を描くためには、デジタル形式の地理情報(GISデータ)が必要となる。日では、2000年代以降、デジタル地図や小地域統計データのウェブを通じた無償公開が政府により進められ、誰でもいつでもGISデータを入手できるようになった。オープンデータへの取り組みが進むなかで、政府や自治体、研究機関によって提供され

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    yuiseki 2016/11/10
  • アルゴリズム教育構想

    2006年の11月、マックス・ベンゼの「情報美学」を翻訳された、当時多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授の草深幸司先生を中心に、武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科教授の下村千早先生、そして情報美学研究の創始者であり、マルコフチェーンによる平面構成で有名な川野洋先生らによって、多摩美術大学で「20世紀コンピュータ・アートの軌跡と展望──現代アルゴリズム・アートの先駆者・現代作家の作品・思想」展が開催された★1[fig.1]。 fig.1──「20世紀コンピュータ・アートの軌跡と展望」展会場風景 著者もそのスタッフの一員として、展覧会の企画開催と作品の出展を始め、カタログの執筆やシンポジウムの司会などを行なった。この展覧会では、サブタイトルの通り、1960─70年代のコンピュータの黎明期に、計算や情報といった新たな概念と出会い、そこから新たな芸術や表現の世界を探求した先駆者たちの作品にスポ

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    yuiseki 2012/10/15
  • 「拡張現実の時代」におけるプロシューマー論の射程──宇野常寛+濱野智史『希望論──2010年代の文化と社会』

    東日大震災の発生から当分の間、この未曾有の災禍がもたらす日社会の構造転換に、人々の不安と期待が集まっていた。しかし、発災から1年が過ぎたいま、むしろ社会の「変わらなさ」のほうが一段ときわだって見えることは、ここで多言を要しないであろう。僕たちは日々、日社会の「変わらなさ」に辟易しているが、ひとたび視角を変えれば、それは微かな希望にも見える。 宇野常寛氏と濱野智史氏は東日大震災を、ポスト戦後日社会におけるダメ押し的な「でかい一発」と捉える。震災によって初めてもたらされた諸現象よりも、むしろ震災によって露呈され、浮き彫りになってきた事柄に目を向けることで、緩効的な「希望」の処方箋を提示しようというのが書の企図である★1。 そこで、書の随所で参照されているのが、先立って宇野氏の単著『リトル・ピープルの時代』で提起された「拡張現実の時代」というテーゼである★2。これは社会学者の見田宗

    「拡張現実の時代」におけるプロシューマー論の射程──宇野常寛+濱野智史『希望論──2010年代の文化と社会』
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    yuiseki 2012/06/10
  • 変化し続ける浮遊都市の構築のために

    Mark Wigley, Constant's New Babylon, The Hyper-Architecture of Desire, 010, 1999. The Activist Drawing: Retracing Situationist Architectures from Constant's New Babylon to Beyond, ed., Catherine de Zegher, Mark Wigley, MIT press, 2001. New Babylonians: Contemporary Visions of a Situationist City, Ed., Iain Borden, Sandy McCreery, John Wiley & Sons, 2001. Simon Sadler, The Situationist City, MIT pr

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    yuiseki 2011/05/21
  • 〈ものづくり2.0〉前史──有限設計ワークショップからFabLab Japanまでの15年

    FabLab=工房+ネットワーク 田中浩也──〈FabLab(ファブラボ)〉とは、3次元プリンタやカッティングマシンを備えたオープンな市民工房とその世界的なネットワークです。2011年4月現在、世界20カ国以上50カ所以上でFabLabが立ち上がり、DIY(Do It Yourself)ならぬDIWO(Do It With Others)の精神で、ものづくりをする活動が始まっています。世界のFabLabでは、極小の電子回路から極大の建築まで、スケーラブルでカテゴリーレスな、文字通り「(ほぼ)あらゆるもの(Almost Anything)」がつくられています。日でもここ1年のあいだに有志メンバーで進めてきた準備が実を結び、いよいよ格的な活動が始まろうとしています。 〈FabLab〉という名称や概念を提唱し、この可能性を精力的に啓蒙してきたのは、私が昨年1年間研究員として滞在したマサチュー

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  • 自己組織化は設計可能か──スティグマジーの可能性

    今回筆者が編集部から依頼されたテーマは、「きたるべき秩序とはなにか」というものだ。その論考に入る前に、自己紹介もかねて、稿を執筆するに至った背景や経緯について簡単に記しておきたい。 昨年から筆者は、さまざまな場所でウェブ上の新しい「秩序」に関する論考を発表する機会に恵まれてきたが★1、そこでキーワードにしてきたのが「生態系」や「生成力」といったある種の生命論的・生態学的なメタファーであった。インターネットの大衆的普及からはや10年以上が経過したが、そこでは種々さまざまなコミュニティやそれを支えるアーキテクチャ(人工構造物)が日々発生・成長・淘汰を繰り返しており、その全容を見渡すことは極めて難しくなっている。筆者はまずその現象に切り込むための解読格子として、「生態系」をはじめとする生命論的なメタファーを採用したのである。 ■ しかし、ただちに注釈しておかねばならないのは、こうした生命系のメ

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    yuiseki 2009/10/07
  • ニュータウンと幻想 - 10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト|

    ニュータウンの現在 「ニュータウン世代の新言語」というテーマで原稿の依頼をいただいたのだが、おそらく僕(1981年生まれ)の同世代では、ニュータウンと言っても具体的なイメージを持てないという人も多いだろう。簡単に個人史を語っておくと、僕は、幼稚園から小学校卒業にかけての約10年間を京都のあるニュータウンで過ごした。とはいえ、1980年代半ばから1990年代前半にかけてのその時期においては、ニュータウンにはすでにシンボリックな意味合い──先端的なアメリカン・ウェイ・オブ・ライフの象徴というような──は乏しく、ただ、収入や親世代の年齢の近いひとたちが集まるばかりの均質的な空間になっていたように思う。その均質さは、僕を含めたクラスの子どもたちの間にどこか神経症的な空気を生み出していて、一種独特の思い出もあるのだが、今それについて詳しく書くのは止めておこう。 現在のニュータウンということで言えば、

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    yuiseki 2009/09/05
  • 都市に住むこと/都市を移動すること

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    yuiseki 2009/01/04
  • コーリン・ロウはいつも遅れて読まれる

    コーリン・ロウ 『マニエリズムと近代建築』 (伊東豊雄、松永安光訳、彰国社、1981) コーリン・ロウ、フレッド・コッター 『コラージュ・シティ』 (渡辺真理訳、鹿島出版会、1992) Colin Rowe, As I was saying, Volume one: Texas, Pre-Texas, Cambridge, The MIT Press, 1996. Colin Rowe, As I was saying, Volume two: Cornelliana, The MIT Press, 1996. Colin Rowe, As I Was Saying: Recollections and Miscellaneous Essays, Volume three: Urbanistics, The MIT Press, 1996. 建築批評家コーリン・ロウが、20世紀後半の建築に

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    yuiseki 2009/01/04
  • 「空間」を(とりわけ社会の中で)考えようとする者たちへ

    アンリ・ルフェーブル『空間の生産』 斉藤日出治訳 2000年9月発行 青木書店 定価:7,875円(税込) ISBN:4250200248 669頁 今回は新刊でなくちょっと古いをとりあげる。原書が書かれたのは1974年で翻訳が出たのはずっと最近だが、それでも2000年である。どちらにしてもいま頃になって、なのだが、それも私がいままで読んでいなかった怠慢の故でもある。この書評欄でいえばソジャの『ポストモダン地理学』(青土社、2003)をとりあげた際にちょっと触れたりしたのだが、そういえばこのが出たのだっけと気にかかっていたので、眼を通してみたわけだ。その時にも書いたように私の世代にはルフェーブルは懐かしい名前なのだが、そのブームは日では疾うに去っていて、次の世代、つまり構造主義からポスト構造主義の隆盛で忘れられていた。ルフェーブル自身はこの流れには批判的で、それは書でもいろいろ書い

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    yuiseki 2008/07/12
  • 「メタジオグラフィ」、あるいは「超空間誌」のほうへ

    エドワード・W. ソジャ『ポストモダン地理学──批判的社会理論における空間の位相』 2003年6月発行 青土社 定価:体4,200円+税 ISBN:4791760484 373頁 1999年だったか、オランダのデルフト工科大学のシンポジウムに呼ばれた。アムステルダムのスキポール空港まで同大学の学生が迎えにきてくれたわけだが、同乗の招待者がほかにもいた。プロレスラー顔負けの大柄で髭もじゃの赤ら顔、「ポパイ」のブルートみたいな男だ。そのくせ顔は知性的な雰囲気を保っている。充分以上に人目を惹くこの大男が書の著者エドワード・ソジャだった(後述の「ちょっとした戸惑いを刺激として」には身長約2メートル、体重125キロ以上と自己紹介的な注がある)。同時に行なわれた別のセクションなので彼の発表は聞き逃した。「CITIES IN TRANSITION」と題されたこのシンポジウムの成果は、その後「010P

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    yuiseki 2008/06/24
  • 10+1 web site|テンプラスワン・ウェブサイト

    10+1 website|テンプラスワン・ウェブサイト LIXIL出版 LIXIL ANNOUNCEMENT PICK UP SERIAL PHOTO ARCHIVES PROJECT ARCHITECTURAL INFORMATION NAME INDEX 10+1 DATABASE GENERAL CONTENTS 2020 2020 03 [最終号]建築・都市、そして言論・批評の未来 独立した美術・批評の場を創出するために |五十嵐太郎+鷲田めるろ いまこそ「トランスディシプリナリティ」の実践としてのメディアを ──経験知、生活知の統合をめざして |南後由和+貝島桃代 リサーチとデザイン ──ネットワークの海で建築(家)の主体性と政治性を問う |青井哲人+連勇太朗 PICK UP 建築の概念の拡張 |石上純也+田根剛 2020 01 建築の漸進的展開 グラデュアリズム──ネットワーク

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    yuiseki 2006/06/23
  • ランドスケープとハイパーメディア 田中浩也+横山美和

    4 コンピュータ・インターフェイスとランドスケープに共通の現象が発生している事例として、最も特徴的なものに、JR渋谷駅前の景観が挙げられる。渋谷駅前の景観は、看板をはじめ巨大なスクリーンを含む多種多様なファサードから構成される。重要と思われる点は、それらが1箇所からほぼ平面的に見渡せるように設置されていることであり、その景観はコンピュータのウィンドウ表示とも酷似していることなどから「スーパーフラット・ランドスケープ」とも呼ばれている[fig.1 ]。 スーパーフラット・ランドスケープという用語は,全体の印象を直感的に把握するために有効である。しかし筆者は、それらを具体的に掘り下げるために、コンピュータにおけるハイパーメディアのパターンを導入することが可能と考えている。ハイパーメディアとは, 多様なメディアがハイパーリンクによって連携された現在のWWW(World Wide Web)のような

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    yuiseki 2006/06/23
  • INAX新刊──ランドスケープ批評宣言

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    yuiseki 2006/06/23
  • Survival Urbanism: 地下深度比較

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