聞き手/石原直子(リクルートワークス研究所 人事研究センター長/主幹研究員) 石原 武田さんはカルビーに転職されて3年目になりますね。ご着任以来、様々な施策を打ち出していらっしゃいますが、まずはその原点をお伺いしたいと思います。武田さんは、人々が本当に力を発揮するために何が必要だと考えますか。 武田 私自身の話をすると、若い頃は自分で全部やって、そのすべてが完璧でなければならないと思っていました。でも、人には弱みもあり、独力でできることには限界もある。多様な経験を持つ人たちの集合体が会社であって、それぞれが得意分野を活かしていったほうが間違いなく変化に対応できますし、新しいアイデアが出てくる、と歳を重ねるにつれわかってきました。つまり、私の人事としての「一丁目一番地」にあるのは「全員活躍」なのです。 現場にこそドラマがある。だから現場の声を聞く 石原 全員活躍に向けた変化は、なぜ今、カルビ
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