直近では、予測に基づいた判断や計画をソフトウェアが最適化する「予測型意思決定最適化技術」を開発したことを11月に発表した(関連記事:NEC、人工知能「予測型意思決定最適化技術」を開発)。データに混在する多数の規則性を自動で発見する「異種混合学習技術」などを用いた予測結果に基づき、これまで人間が実施していた戦略や計画の立案といったより高度な判断をソフトウェアで実現するというものだ。 例えば、水の運用管理に同技術を適用することで、最適な配水計画を短いサイクルで自動生成できるようになり、配水不足や過剰配水のリスクを大幅に削減可能だという。それによって電力コストを年間20%削減することができるとしている。 都市の動的配水計画のほかにも、小売店のダイナミックプライシング(需要に応じた値付け)や交通機関の運行計画、設備の保全計画といった領域にも適用可能だと江村氏は説明する。 NECは同日、大量の映像デ