脳で念じることで、人型ロボットが「自分の分身」として自由自在に動き回る――。「アバター」「サロゲート」などのハリウッド映画では、人間が遠隔操作で人型ロボットを思いのままに操る近未来の世界が描かれている。そうした光景が想像以上に早く実現するかもしれない。人型ロボットと人工知能研究のそれぞれの分野で強みを持つ日仏の政府系研究機関がタッグを組み、脳波で人型ロボットを操る研究が進められている。体を自由
医学の進歩すごーー! 人工神経を使った実験で、脊髄を損傷して手が動かせなくなったサルが思い通り手を動かせるまで回復しました。この画期的な手法の確立は、愛知県の生理学研究所からなるグループの快挙です。 脊髄損傷は「脊髄の神経経路が途絶えているだけ」という考えに基づいたアイデア。筋肉を動かす際に脳から送られる命令(電気信号)を、損傷した神経経路を人工神経でバイパスし、機能の残っている脊髄に伝えます。 脳梗塞や脊髄損傷で身体が麻痺した患者の治療に役立つ可能性がある技術として注目されます。 西村幸男准教授は次のように語ります。 「運動麻痺患者の切なる思いは、自分自身の体を自分の意思で自由自在に動かしたい、これにつきます。今回の手法はこれまでの研究とは異なり、ロボットアームのような機械の手(義手)を自分の手の代わりに使っていません。自分自身の麻痺した手を人工神経接続により、損傷した神経経路をブリッジ
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