はじめまして、『なかのとおるの生命科学者の伝記を読む』で、ごく一部ではおなじみの、浪速大学・仲野です。ここしばらくHONZ被害者同盟の暫定代表を務めておりましたが、このたび訳あって、読み手から書き手へ、すなわち、被害者から加害者へ、あっさり転向することになりました。よろしくお願いいたします。って、よろしくないですね、すみません。ところで、すっかり忘れていましたが、とある生命系専門誌での連載企画として「押し売り書店 仲野堂」というのがあったのでした。この案は未遂にておわりましたが、ひょっとすると、生来の加害者体質かもしれませんので、取り扱いには十分注意してください。処女作は、得意ジャンルの伝記本、『大村智』でございます。 子ども向け伝記本では、問答無用・説明不要の偉人であれば、そのタイトルに「野口英世」とか「キュリー夫人」とかいうのがありだけど、大人向けの伝記本でこのメインタイトルというのは
![『大村智 - 2億人を病魔から守った化学者』 - HONZ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fc616d73fe02f185d2a473763b58437625f14c7d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages-fe.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51Xgqpz3XVL.jpg)