日本酒の人気が高まっているフランスで、ワインのソムリエたちが日本酒を飲み比べて味や香りなどを審査する初めてのコンクールの審査結果が発表されました。日本とEU=ヨーロッパ連合の間でEPA=経済連携協定が大枠合意に達した中、日本の酒造業界はEUへの輸出拡大に期待しています。 その結果が8日、パリ市内で開かれた日本酒の見本市で発表され、最優秀賞に佐賀県の「天山酒造」の「七田純米吟醸雄町50」が、審査員特別賞には熊本県の「花の香酒造」の「花の香桜花」が選ばれました。 審査委員長を務めたソムリエのグザビエ・チュイザさんは「最優秀の日本酒は上質な白ワインと似ていて、フランス料理との相性のよさや可能性を感じた」と話していました。 フランスで日本酒は野菜などを多く使った健康志向の料理に合うと人気が高まっています。 ことし7月には日本とEUの間でEPA=経済連携協定が大枠合意に達し、協定発効後は日本酒にかけ