印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 2020年のサイバーセキュリティの脅威動向は、いったいどのような様相を見せるのだろうか。セキュリティベンダー各社が毎回さまざまな流行を予想しているが、2020年の予測で目立つのが「ディープフェイク」だ。 ディープフェイクは、AI(人工知能)技術の1つとなる「ディープラーニング(深層学習)」と「フェイク(偽物)」を組み合わせた造語とされる。現実の映像や音声、画像の一部を加工して偽の情報を組み込み、あたかも本物のように見せかけて相手をだます方法であり、そこにディープラーニング技術が悪用されている。 例えば、有名人が演説を行ったりインタビューに答えたりしている映像があったとしよう。その人物の身振り手振りや表情、口元の動き、声といった部分を解析