リクルートマネジメントソリューションズは2020年2月27日、「組織における対話方法の開発」に関する研究の中間成果を発表した。同研究の目的は、プレイングマネジャー化する中間管理職が、従業員の管理や変化の大きいビジネスへの対応など、組織内で生じるさまざまな問題を解決することを求められ、役割を十分に果たすことが難しくなっている状態を解消すること。埼玉大学大学院の准教授を務める宇田川元一氏と2019年9月から共同で進めている。 「対話」とは「新しい関係性を構築すること」 同研究では、中間管理職が「対話の方法」を活用して、より良い組織を構築することを目指している。ここで「対話」とは、単なるコミュニケーション手法ではなく、「新しい関係性を構築すること」を意味する。例えば、複数の人が同じものを見ていても、各人の捉え方が異なることを認め合うことだ。そして、各人の捉え方の背景を議論し互いに取り入れることで